日経トレンディネット 2012年07月20日
7月27日から始まるロンドンオリンピックで、日本人初のメダルが期待されているトライアスロン。
“過酷な競技”というイメージとは裏腹に、最近は一般の人たちの間でも「マラソンの次に来るもの」として人気が高まっており、国内の競技人口や大会数は年々増えている。こうした傾向は日本に限ったものではなく、世界的にも同様だ。
その頂点に立つのが“トライアスロンの聖地”といわれるハワイ島のコナで毎年10月に開催されるアイアンマンレース(スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195km)だ。2012年は10月13日に開催される予定となっている。
アイアンマン70.3の登場でトライアスロンが一大スポーツビジネスに発展
多くのトライアスリートが出場を夢見るコナのレースは、今やワールドチャンピオンシップ大会(「IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP」)との位置づけになり、世界20数カ国で開催される“予選”に参加して必要なポイントを稼がないと出場できない。年齢や性別でカテゴリー分けされる一般(エイジ)クラスの選手はともかく、エリートと呼ばれるプロの選手たちは、1レースで優勝しただけでは出場資格が得られないのが実情。
しかし、競技時間が8時間を超える過酷なレースを転戦して戦うのは、プロといえども至難の業。そこで登場したのが、アイアンマン70.3(ハーフアイアンマン)だ。
アイアンマン70.3は、通常のアイアンマンの半分の距離で競う。よって選手はレースによる消耗が抑えられる。シリーズポイントも獲得できるので、自分の体調と相談しながら今回はフル、次回はハーフといった参戦が可能になったわけだ。
また、アイアンマンシリーズの管理を行うWTC(World Triathlon Corporation)では、大会数を増やしてより多くの参加者を集められるようになった。
今シーズンはアイアンマンが31レース、アイアンマン70.3が60レース、合計91レースが世界各地で行われる予定だ。日本でも6月24日に愛知県常滑市で「IRONMAN70.3セントレア常滑ジャパン」が行われ、その公式ホームページにも「ワールドチャンピオンシップ出場権を手にしよう!」とあり、コナの出場権獲得を目的とした参加者が多いこともうかがえる。同時に、ホームページでは開催地の紹介もされており、アイアンマンレースをきっかけに、街そのものへの関心も高めたいという気概も感じる。
さらに「アイアンマン」の名がついた大会を開催するための権利料はかなりの高額といわれる。今や「アイアンマンレース」は一大スポーツビジネスになっているのだ。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20120718/1041995/?ST=life&P=1
7月27日から始まるロンドンオリンピックで、日本人初のメダルが期待されているトライアスロン。
“過酷な競技”というイメージとは裏腹に、最近は一般の人たちの間でも「マラソンの次に来るもの」として人気が高まっており、国内の競技人口や大会数は年々増えている。こうした傾向は日本に限ったものではなく、世界的にも同様だ。
その頂点に立つのが“トライアスロンの聖地”といわれるハワイ島のコナで毎年10月に開催されるアイアンマンレース(スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195km)だ。2012年は10月13日に開催される予定となっている。
アイアンマン70.3の登場でトライアスロンが一大スポーツビジネスに発展
多くのトライアスリートが出場を夢見るコナのレースは、今やワールドチャンピオンシップ大会(「IRONMAN WORLD CHAMPIONSHIP」)との位置づけになり、世界20数カ国で開催される“予選”に参加して必要なポイントを稼がないと出場できない。年齢や性別でカテゴリー分けされる一般(エイジ)クラスの選手はともかく、エリートと呼ばれるプロの選手たちは、1レースで優勝しただけでは出場資格が得られないのが実情。
しかし、競技時間が8時間を超える過酷なレースを転戦して戦うのは、プロといえども至難の業。そこで登場したのが、アイアンマン70.3(ハーフアイアンマン)だ。
アイアンマン70.3は、通常のアイアンマンの半分の距離で競う。よって選手はレースによる消耗が抑えられる。シリーズポイントも獲得できるので、自分の体調と相談しながら今回はフル、次回はハーフといった参戦が可能になったわけだ。
また、アイアンマンシリーズの管理を行うWTC(World Triathlon Corporation)では、大会数を増やしてより多くの参加者を集められるようになった。
今シーズンはアイアンマンが31レース、アイアンマン70.3が60レース、合計91レースが世界各地で行われる予定だ。日本でも6月24日に愛知県常滑市で「IRONMAN70.3セントレア常滑ジャパン」が行われ、その公式ホームページにも「ワールドチャンピオンシップ出場権を手にしよう!」とあり、コナの出場権獲得を目的とした参加者が多いこともうかがえる。同時に、ホームページでは開催地の紹介もされており、アイアンマンレースをきっかけに、街そのものへの関心も高めたいという気概も感じる。
さらに「アイアンマン」の名がついた大会を開催するための権利料はかなりの高額といわれる。今や「アイアンマンレース」は一大スポーツビジネスになっているのだ。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20120718/1041995/?ST=life&P=1