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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ語トランプ好評 白老の民族博物館でも人気

2016-08-20 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2016年 8/17)

アイヌ民族博物館で販売しているアイヌ語トランプ(右)とアイヌ語かるた
 白老町のアイヌ民族博物館で販売しているアイヌ語トランプが観光客から好評だ。苫小牧市の及川久美子さん(57)が「日本やアイヌの言葉の文化に多くの人に触れてほしい」と製作。同博物館では1000円という手頃な価格帯と手軽さが喜ばれ、数度にわたって追加注文する人気ぶり。及川さんは「皆さんに喜んでいただけてうれしい」と話している。
 及川さんが企画・考案したアイヌ語トランプはカタカナとローマ字で読み、日本語と英語で意味をそれぞれ記しているのが特徴。”こんにちは”の意味の「イランカラプテ」をはじめ、”ありがとう”の「イヤイライケレ」など54の単語が書かれている。
 博物館では民芸品などを扱うミュージアムショップ「イカラカラ」で7月上旬から、トランプと「ことわざかるた」(2000円)の2種類の取り扱いをスタート。新聞などで紹介されたこともあり、当初から話題を集め「通信販売で本州から購入を申し込む人もいる」と人気ぶりに驚く。
 博物館ではこれまでに50個近くのトランプを販売。札幌市の紀伊國屋書店札幌本店や新千歳空港内の売店など約20カ所でも取り扱っているといい、手軽にアイヌ語を勉強できるとしていずれも売れ行きは好調という。
 及川さんは現在、タイ語や中国語、韓国語版のアイヌ語トランプ制作も構想中。「2020年には東京オリンピックが開かれ、外国からたくさんの観光客がやってくる。それまでに北海道やアイヌの文化を知ってもらえるよう取り組みたい」と話している。
http://www.tomamin.co.jp/20160841708


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インドネシアの先住民が大切に保存する祖先のミイラ

2016-08-17 | 先住民族関連
AFPBB News-2016年08月16日 14:33 発信地:ワメナ/インドネシア

インドネシア・パプア州のワメナで祖先のミイラを抱えるダニ族の族長(2016年8月7日撮影)。(c)AFP/ADEK BERRY
【8月16日 AFP】インドネシア・パプア(Papua)州の高原地帯に位置する町、ワメナ(Wamena)の先住民ダニ(Dani)族の族長が大切そうに抱きかかえるのは、およそ250年前に同地を支配していた族長のミイラだ。
 ワメナには遺体をミイラにする習慣はもう残されていないが、ダニ族は今でも多くのミイラを大切に保存することで、先祖への高い尊敬を表している。ミイラにされたのは部族の重要人物のみで、彼らは動物の油を用い、煙でいぶすことによって遺体に防腐処理を施していた。現在ではダニ族のミイラを一目見ようと、世界中から多くの観光客がワメナを訪れるという。(c)AFP/Adek BERRY
http://www.afpbb.com/articles/-/3097596

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「多彩な文化を知ってほしい」 先住民の収穫祭に蔡総統が参加/台湾

2016-08-17 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2016/08/16 13:06

先住民の人々の歓迎に手を挙げて応える蔡英文総統
(台北 16日 中央社)蔡英文総統は15日、屏東県三地門郷を訪問し、台湾原住民(先住民)パイワン族とルカイ族の合同収穫祭に参加した。
収穫祭は今後1年の無事や豊作を祈る行事とされる。蔡総統は「台湾社会が原住民に対して尊重と理解をし、きょうのイベントを通じて三地門や多彩で豊かな原住民文化を知ってほしい」と語った。
蔡総統は今月1日、過去の原住民(先住民)に対する不公平な扱いを政府を代表して謝罪。原住民を重視する姿勢を打ち出しており、原住民による自治や土地の所有問題などの課題について解決を目指す考えを示した。
(葉素萍/編集:齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201608160002.aspx

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道北初 続縄文期のクマ彫像、礼文で発掘 北大など

2016-08-17 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/17 05:00
 【礼文】宗谷管内礼文町船泊地区の「浜中2遺跡」で、続縄文文化期の約2千年前の地層から、海獣の骨で作ったとみられるクマの頭をかたどった彫像が見つかった。北大やロシア・イルクーツク大などの国際調査団が発掘した。この時期のクマの彫像は、道央や道南で発見例があるが、道北での出土は初めて。関係者は「道北の続縄文文化や後の時代の文化を考える上で貴重な資料」と話している。
 大きさ3センチほどの丸みを帯びたクマの彫像は、目や鼻、口が確認できる。同遺跡では発掘調査が4日から行われ、彫像は5日に発見された。彫像の後ろの部分は折れており、発掘に携わった北大アイヌ・先住民研究センターの加藤博文教授は「単体でつくったのではなく、容器の柄か何かに施された装飾品かもしれない」と指摘する。
 礼文島にクマは生息していないが、彫像は写実的に作られている。同じ地層から加工された海獣の骨が他にも見つかっていることから、彫像は実際にクマを見た人物が島内で制作した可能性が高く、当時の島外との交流の様子もうかがえるという。
 イオマンテ(クマ送り)の儀式など、後の時代のアイヌ文化に影響を与えた可能性もあり、加藤教授は「道北のアイヌ民族のルーツを解き明かすヒントになる発見だ」と話している。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/entertainment/culture/culture/1-0305375.html


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高木正勝の祝祭感あふれる大編成ライブ「山咲み」をCD2枚+DVD1枚にパッケージ

2016-08-16 | アイヌ民族関連
ナタリー 2016年8月15日 22:13

高木正勝のライブを2枚のCDと1枚のDVDにパッケージした作品「山咲み」が、9月9日よりノーヴァスアクシスのWeb通販およびライブ会場限定で販売される。
2007年の「Private/Public」、2009年の「タイ・レイ・タイ・リオ」に続くライブアルバムとなる今作は、大編成のメンバーで行われたホールワンマンライブの模様を収録。ピアノ、アイヌ歌唱、パーカッション、ジプシーバイオリン、インド楽器、和楽器など多様な文化の音を融け合わせ、村の祝祭のような世界を作り出している。
この作品にはライブで演奏された過去曲や新曲、映画音楽などをすべて音と映像で収録。1つひとつ微妙に風合いの異なる特製ブックレットと、高木のコラムを掲載したブックレットと共にボックスに封入して販売される。
http://natalie.mu/music/news/198273


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サカナクション山口、青がテーマの展示イベントに参加「匂いを音楽にしたい」

2016-08-16 | アイヌ民族関連
ナタリー 2016年8月15日 19:48

山口一郎(サカナクション)
8月13日に東京・SHIBUYA TSUTAYA 7F SHELF67で行われた「blue art bar」オープニングイベントにおいて、サカナクションの山口一郎が、雑誌「BRUTUS」の西田善太編集長、デザインエンジニア / ディレクターの渡邉康太郎氏と共にトークショーに出演した。
「blue art bar」は、新たに輸入販売されるドライジン「ボンベイ・サファイア」の発売を記念し、8月28日までの期間限定でSHIBUYA TSUTAYAにて開催される展示イベント。会場では本商品のアイコンカラーである「青」をテーマに山口、西田、実業家・遠山正道、東京大学名誉教授・小林康夫といった4名がセレクトした私物が展示されると共に、来場者がボンベイ・サファイアのカクテルを味わうことができる。なお山口は今回の展示品としてレコード、アイヌ文化の書籍、セットアップ、ツアー衣装、香水を提供した。
トークショーでは、山口らが自身の展示物にまつわるエピソードを掘り下げて語り合う。まず西田はイベント前に聞いて強く興味を惹かれたという、山口の「香水と音楽は似ている」という考えについて言及。山口は「匂いって音楽と一緒で目に見えないものじゃないですか。例えば何もない真っ白な空間にジャズが流れていたら、その空間はジャズの雰囲気に支配される。人の気持ちも音楽によって左右されると思うんです。匂いも音楽と同じで、何もない空間にジャスミンの香りがしたら、気持ちはジャスミンの香りに引っ張られる。匂いと音楽は性質として似ているんじゃないかなと思っていて、いつか匂いを音楽にできないかなと。それができれば音を匂いにすることもできると思うので、チャレンジしてみたい」と改めて説明すると、これを受けて西田は「香りとか音って人の記憶にけっこう入り込むもの。すごく面白い試みだと思う」と絶賛した。
またお気に入りだというブルーインクの万年筆を展示しているため、仕方なく黒のボールペンを使って仕事をしているという西田は「黒い色で書くよりも、青い色で書いたほうが(アイデアが)広がる気がするんですよね」とコメント。彼に「曲を書くとき、ペンを使うとしたら何色ですか?」と尋ねられた山口は「黒ですね」と答えたのち、「僕は歌詞を書くときにIllustratorを使うんですよ。カットアップみたいにつなぎ合わせたりとか、1曲できるまでに70パターンぐらい作るので、言葉の地図みたいになるんです。有力な文字はサイズを大きくしたりとか」と明かす。この工程に西田は「そのプロセスって映像化されていないの?」と興味津々。「そのまま小説を書いちゃえばいいのに。Illustratorで作った形のまま出版しちゃえばいい!」と力強く勧めていた。
さらに西田の「Illustratorを使いこなせた?」という質問に山口は「父親が彫刻家で、木彫の表札みたいなものを作っているんです。僕はそのアルバイトとして木板に下絵を描いていて、そのときにIllustratorを覚えました」と回答。「今はイラストではなく言葉に使っていて、歌詞も書きながらデザインしていくんです。パッと見たとき文字自体はそんなに好きな言葉じゃなくても、フォントを変えるとその言葉が好きになったり。曲はメロディというかリズムが先で、それに言葉を付けていくんですけど、たまにリズムが意味を上回る瞬間があるんです。意味なんてどうでもよくなる、そういうときが一番気持ちいいですね」と、貴重な制作秘話を語る場面もあった。
「blue art」の特設サイトでは、山口をはじめとするイベント参加者へのインタビューが掲載されている。こちらもぜひチェックしよう。
http://natalie.mu/music/news/198152


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アイヌ文化拠点新設 18年度、地下鉄さっぽろ駅に

2016-08-16 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/15 05:00
 札幌市は2018年度、道都の玄関口である市営地下鉄南北線さっぽろ駅コンコースに、アイヌ文化を発信する拠点を新設する。アイヌ民族独自の文様を生かした製品や工芸品、現代風にアレンジした音楽などを紹介する。大型の映像設備なども設け、多くの市民や観光客にアイヌ文化を体感してもらう狙い。
 発信拠点は、1日10万人以上が行き交う南北線さっぽろ駅北改札口の南側のスペースに整備し、広さは約340平方メートル。大型のディスプレーやスクリーンなど映像を流す設備を設けるほか、現在は広告を掲示している円柱を工芸品などの展示スペースに改修する。来場者にアイヌ文化を鑑賞してもらうため、ベンチも複数、設置する。事業費は約2億円を見込む。
 通勤、通学で毎日、通行する市民も多いことから、展示内容は随時、更新する。外国人旅行客が増えているため、多言語で解説することも検討する。具体的な内容については、アイヌ民族の団体やアーティスト、大学教授らによる検討会議をつくり、本年度中に骨格をまとめる。
 政府が20年に胆振管内白老町に開設するアイヌ文化復興の拠点「民族共生象徴空間」をはじめ道内各地の関連施設、イベントの情報も提供する。市アイヌ施策課の担当者は「照明や音響技術を駆使し、五感を刺激する文化発信を目指したい」と話している。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0304549.html

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『家族写真をめぐる私たちの歴史』 時代映す多様な言葉

2016-08-16 | ウチナー・沖縄
琉球新報 2016年8月14日 10:55

『家族写真をめぐる私たちの歴史』ミリネ編、皇甫康子責任編集 御茶の水書房・2376円
 日々、あなたは誰とどんな時に写真を撮りますか? 大切な写真はありますか? その写真は誰と(が)見ますか?
 写真は、近代以降に広く定着した記録媒体であり、表現媒体である。本著は「家族写真」を通してジェンダー、民族的マイノリティーの表現活動の実践を試みている。1990年代以降の女性史・ジェンダー研究では、〈女性〉自身の中にある差別意識や、さまざまなマイノリティーへの無関心の問題について指摘がなされた。女性史の死角―それを乗り越えようとする果敢な試みの実践が続いている。本著は、その動向の一つの成果を示し、さらに歴史の語りを、「家族史」の位相へと広げた意義ある仕事である。
 本書は、一部「在日朝鮮人女性たち」、二部「被差別出身の女性たち」、三部「アイヌ、沖縄、フィリピン、スリランカ、ベトナムの女性たち」の三部構成となっている。書き手の24人の女性たち一人一人の手元に残る「家族写真」をめぐって紡がれた言葉は、一日一日の時間を積み重ねた個人の歴史でもある。日本に暮らす人々は多様であり、日本の歴史の広がりと奥深さを再認識する。そして時にその写真は、遠く離れて暮らす家族や親戚に「こう見てほしい」との〈願い〉も込められて、撮影され届けられた。
 沖縄関係では、新垣安子「フィリピンから日本へ―戦争で故国を離れた母のこと」、大城尚子「私のなかのオキナワ―祖父の死を受けて」、仲間恵子「沖縄から遠く離れて」、玉城福子「移動がくれた出会い」と、60代~30代の4人が寄稿している。「家族写真」の中にいる祖父母や両親が命の種を育み、そして繋(つな)がれた命である自分と向き合う作業は、時に過去の葛藤や沈黙した自らの思いにも触れ、楽な面だけではない。
 多様なルーツを持つ個人史・家族の歴史への視点は、その時代の政治状況や、日本社会を映し出す。24人の女性たちの言葉と、収録の「家族写真をめぐる私たちの歴史年表」とを合わせ読むと、近現代の日本とアジアが見えてくる。(粟国恭子・大学非常勤、女性文化史研究)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ミリネ 朝鮮語で「銀河」の意。1991年に発足した「朝鮮人従軍慰安婦問題を考える会」が後に改名。点在する「在日」女性たちが集い、行動することで銀河のように輝きたいとの思いでつけられた。
家族写真をめぐる私たちの歴史: 在日朝鮮人・被差別・アイヌ・沖縄・外国人女性
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放射性廃棄物貯蔵施設めぐり住民と対話 蔡総統が蘭嶼訪問/台湾

2016-08-16 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2016/08/15 19:09

(台東 15日 中央社)蔡英文総統は15日、台東県の離島、蘭嶼を訪問した。同島にある低レベル放射性廃棄物貯蔵施設のあり方をめぐり、住民らと対話を図った。
蔡総統は今月1日、過去の原住民(先住民)に対する不公平な扱いを政府を代表して謝罪。実際に集落を訪問して交流するなど、原住民を重視する姿勢を打ち出している。現職の総統が蘭嶼で貯蔵施設に関する対話をするのは初めて。
蘭嶼郷役場で開かれた座談会で蔡総統は、貯蔵施設の早期移転を望む声を受け、台湾電力や政府、民間が放射性廃棄物問題を扱うプラットホームを設置することを約束。補償問題についても検討するとした。
また、伝統的家屋に住むタオ族の長老を訪問した際には、「指導者」の意味を持つタオ語の名前が蔡総統に授けられる一幕もあった。 (盧太城/編集:齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201608150011.aspx


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北海道に再び分県論~明治には札幌・函館・根室県

2016-08-16 | アイヌ民族関連
アゴラ 2016年08月14日 06:00 八幡 和郎

北海道を分割していくつかの県にしようという提案が自民党道議から出ている(※詳細は文末、図は北海道新聞サイトより)。北海道に札幌、根室、函館三権時代があったことは「消えた都道府県名の謎」 (イースト新書Q)で書いたばかりだが、意外に知られていない北海道成立にまつわる話を披露しておきたい。
そもそも、こういう提案が出ているのも、ご多分にもれず、北海道では道庁所在地である札幌の一人勝ちになっている事情がある。
函館は昭和になるまでは、札幌より人口が多かったのだ。明治終わりごろの人口ランキングでは、小樽は14位で函館が15位。札幌は18位だった。大正14年でも、函館9位、札幌13位、小樽16位で、札幌が道内最大都市になったのは、昭和15年の国勢調査からだ。
蝦夷地が日本の領土だと意識されていたことは「平家物語」などでも分かるが、稲作も明治以前にはほとんどされていなかったので、国とか郡も設置されていなかった。
江戸時代には、松前藩がアイヌを通じて間接支配するような体制だったが、いろいろ経緯ののち、日本海側は松前藩に、太平洋やオホーツク海側は直轄地として箱舘奉行所を設け、箱館を開港地として西洋式の五稜郭を建設した。
明治になると、松前・江差周辺を松前藩改め館藩(のちに県)にまかせ、残りを明治2年に開拓使の管轄とした。そして、明治4年に館県は青森県に移管されたが、翌年には開拓使の下に入った。
北海道という名前がつけられ、開拓使は、3年から4年まで樺太開拓使と北海道開拓使に分けられたこともあるが、それ以外の時期は単に「開拓使」といった。
明治15年には、開拓使は廃止され、根室、函館、札幌の3県に分割されましたが、そして、19年になって地方自治体としての「北海道」が成立した。
ただし、当時は北海道という自治体でなく、北海道庁といわれ、「府」「県」に相応するのは「庁」だった。
明治33年には本土の郡と県の中間にあたる支庁が置かれたが、市町村制の実施は大正11年のことで、札幌が区から市になったのは、大正11年のことだ。
北海道で最初に衆議院選挙が実施されたのは、第7回総選挙(明治35年(1901年)8月10日)で、札幌、函館、小樽の三選挙区がおかれ、三人が選ばれた。沖縄では明治45年である。朝鮮や台湾では、戦争中に衆議院選挙の実施が決まったが実施に至らなかった。
ただし、朝鮮や台湾の人も内地に住めば選挙権、被選挙権があったし、内地人も外地にあっては選挙に参加できなかった。
*2015年9月29日の北海道新聞によると、自民党・道民会議に所属する議員30人超が「北海道分権研究会」を発足させる。(1) 道南、道央、道北、道東の4県または(2) 道南、道央、道北、オホーツク、十勝、釧路・根室の6県 の2案を叩き台に議論を進めるという。
参考文献:消えた都道府県名の謎 (イースト新書Q) 八幡和郎 イースト・プレス
http://agora-web.jp/archives/2020835.html

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白老町商工会が町内7業者に助成 地域特性生かした商業・観光振興事業

2016-08-14 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2016年 8/13)
 白老町商工会が募集していた「地域特性を生かした商業・観光振興事業」で、応募8件のうち7件が助成対象に選ばれた。町内の飲食店や水産加工会社、菓子製造などで、それぞれ新製品開発や既存商品の改良、店舗リニューアルを進め、町内の観光産業活性化などを図る。
 同事業は国の地方創生加速化交付金を活用。町から総額1000万円の補助を受け、商工会が実施。7月5日に開かれた選考委員会で7件を選定した。
 採択されたのは▽イタリアンカフェバーTocchi(助成額100万円)▽アイヌ民族博物館(200万円)▽スイコウ(魚卵人)(180万円)▽フォーレ白老(130万円)▽白老フーズ(160万円)▽蒲原水産(180万円)▽しらおい菓子工房まいこ(50万円)。
 商工会によると、今回は製造加工分野の採択が多く、水産加工事業者ではスイコウが専門機関と連携したスケトウダラの魚醤(ぎょしょう)開発と、新たな特産品のレシピおよび試作品開発、来店者などへのモニタリング調査を実施。蒲原水産は新たに導入する薫製機を活用した白老産魚介類や白老牛、卵、農産物の高付加価値化を進める。
 シイタケの製造販売を手掛けるフォーレ白老は外部専門機関の協力の下、自社生産しているシイタケを活用したハヤシライスを開発。鮮魚1次加工の白老フーズは生産加工ラインの機械化による生産体制の強化と、前浜産サケを原料にイクラしょうゆ漬けの商品化などに取り組む。
 飲食店関連ではTocchiが地場産品を活用した新商品開発とメニューの多言語化表記、店内改修による来店者拡大を図る。しらおい菓子工房まいこも新製品開発とオリジナルデザインのギフト用パッケージ開発などを手掛ける。
 アイヌ民族博物館は「民族共生象徴空間に関連した取り組みの一環」(商工会担当者)として、2017年1月14日から約1カ月にわたり、文化の新たな魅力発信に向けた企画展を開催する。
 商工会が進める同事業は、地域特性を生かした新商品やサービス開発、商品改良、生産・販売体制の強化などの取り組みを対象に3年連続で実施。初年度の14年度(事業総額800万円)が6件、15年度(同1000万円)は7件をそれぞれ採択している。
http://www.tomamin.co.jp/20160841587



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迫真のNHKスペシャル アマゾン最後の秘境で先住民に最接近

2016-08-14 | アイヌ民族関連
ZAKZAK-2016.08.13
 リオ五輪男子サッカーで、日本がナイジェリアやコロンビアと死闘を繰り広げたブラジル北部アマゾン川流域のマナウス。そこからさらにペルー国境付近まで源流をたどると、文明社会と隔絶された秘境があるのだ。
 7日放送のNHKスペシャル「大アマゾン 最後の秘境 第4集『最後のイゾラド 森の果て 未知の人々』」(総合テレビ)は、秘境の人々と接触を試みた迫真の撮影記録だった。
 カメラが追うのは、部族名も言語も人数もわからない『イゾラド』(隔絶された人々)と呼ばれる謎の先住民族。ここ数年、イゾラドの目撃情報が相次いでいた。
 森に猟に入り、弓矢で腹を射抜かれた集落の若者が生々しい傷跡を見せ、「恐怖で夜も眠れない」と語る。取材班は、ペルー政府と交渉し、イゾラドを監視する複数の最前線基地に陣取って、粘り強く彼らを待つ。
 やがて現れたイゾラドの一家。精悍な顔つきの男性とその妻、それに子供たち。みな全裸に近く、男性は性器の先をひもでくくり、腰回りのひもで固定していた。彼らのいる対岸に木船で渡る調査団の長は、文明化した別の先住民の男性で、一部通じる単語を駆使しながら、バナナなどを渡して打ち解けていく。
 カメラマンの1人も同行を許され、「ノモレ」(友だち)という言葉だけを覚えて上陸するが、イゾラドたちに「お前は誰だ」と詰め寄られる。集落の若者がイゾラドに襲われた背景や、森林に迫る乱開発などの実態も浮き彫りになる。
 24日午前0時59分(23日深夜)からNHK総合で再放送。 (中本裕己)
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20160813/enn1608131533011-n1.htm

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ロシアで最も汚染された街ノリリスク

2016-08-14 | 先住民族関連
BLOGOS-2016年08月12日 18:50
 ロシアにはいくつもの単一産業都市がある。つまり、ほぼすべての住人が同じ大企業に勤務している街である。ロシアNOWがこのような都市をシリーズで特集する。ロシアの最も豊かで最も汚染された街ノリリスクでは、住人はどのように暮らしているのだろうか。
 クラスノヤルスク地方の北部に位置する北極海沿岸の都市ノリリスク。この街について話すとき、「最」という言葉がよく使われる。世界最北端の主要都市、ロシアで最も汚染された都市、世界で最も寒い都市など。ノリリスクの人口は17万人(外国人は特別な招待状を持っていないとこの街に入ることができない)。ほとんどの住民がロシア有数の資金力のある企業「ノリリスク・ニッケル」で働いている。ノリリスク・ニッケルは非鉄金属の生産量で世界一であり、同時に、北極圏の壊れやすい環境を汚染している。
ノリリスクの歴史
 タイミル半島の南部には、人々が何世紀もかけて移り住んできた(北方先住民族やロシア人が暮らしていた)が、ノリリスクの歴史が始まったのは、グラグ(矯正・奉仕労働収容所)がここに設置され、鉱山・冶金コンビナートが建設された、1930年代である。
 図書館の職員タチヤナ・ラヴルシナさんはこう話す。「私の家族はノリリスクの先住民と言える。祖父は建築家で、レニングラードからここに流刑され、初期の建物を建設した。だから、ノリリスクの中心部はネフスキー大通りにそっくり」
 ここに来ることになったレニングラード(現サンクトペテルブルク)の人の多くが、ノリリスクの文化を形づくった。ノリリスクの人はずっと、教養が高く、知的で、先進的と考えられてきた。
 「多くの部分にこれが残っている。街にはいくつもの大学があり、劇場、美術館、博物館があり、高等教育を受けている人の割合がシベリアの他の街と比べても高い」とタチヤナさん。
「街の周辺には砂と有毒な煙」
 だが、ノリリスクの暮らしにはたくさんの問題がある。主要な問題は環境。ノリリスクは正式に、世界の汚染された街のワースト10に入っている。非鉄金属の生産には、有害物質の大量の排出がともない、周辺の数十キロのツンドラを何十年も焼いてきた。
 製錬所に勤務するタチヤナさんの双子の兄弟セルゲイさんはこう話す。「自然なんて残ってないよ。街の周辺はツンドラじゃなくて、かなり前から月面と化してる。何も育たず、砂があって、有毒な煙がただよってる。街がちょっとずれていて、有害物質が毎日ここに降り注がないことがせめてもの救い。毎日だったらここには何も残ってなかっただろうね」
別の問題
 別の大きな問題は孤立。道路は近隣の村にしか続いておらず、大きな都市に行くには、船か飛行機を利用しなくてはならない。厳しい北部の気候や大嵐により、唯一の空港はよく閉鎖される。地元の住民は数日または数週間、飛行機を待つのに慣れている。移動の問題は、供給の問題ももたらす。大嵐になると、野菜、果物、新鮮な肉を数週間見かけなくなることもある。
 タチヤナさんの娘婿マクシム・クリュコフさんはこう話す。「ノリリスクを出るのは休暇の時だけ。僕と妻が進学先をサンクトペテルブルクにしたのもそのため。若い時を大都市で過ごしたかった」。とはいえ、サンクトペテルブルクに7年暮らした後、夫婦はここに戻ってきた。どちらもノリリスク・ニッケルに勤務しながら、娘を育てている。なぜ戻ってきたのだろうか。「一番の問題はお金。すごく良い役職を提案された。これなら数年で不動産をサンクトペテルブルクで購入できるし、戻ることもできる」
「この街には独自の魅力がある」
 近年、クリュコフ夫妻のように、ノリリスクに働きに来る若者は多い。会社の給与は国内有数の高さであるため、ロシア全土から、また隣国から、ノリリスクにやって来る。給与の高さはソ連時代から知られていた。ただ、このような流入が必ずしも歓迎されているわけではない。
 「街は(ソ連崩壊後の)1990年代に激しく老朽化した。多くの人が去り、若者はここに来なかった。それでも子供時代から慣れ親しんできた真の知的な街には変わらなかった。その後、ロシア南部、カフカス、中央アジアから人がここに来るようになった。街は大きく変わり、すさんだ地区が現れた」とタチヤナさん。
 セルゲイさんの意見は異なる。「若者が北極圏を開拓し、厳しい北部に打ち勝ってきた場所がノリリスク。街が存在し続けるのなら、どこから人が来ようと構わない」
 マクシムさんもセルゲイさんと同じ考えだ。「一生ノリリスクにいるわけじゃない。ここの気候は過酷だし、環境も悪い。いろいろあるけど、この街には独自の魅力がある。どれだけの労力がここに注がれてきたか。僕にも自分なりの貢献をする用意があると思う」
http://blogos.com/article/186873/

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蔡英文総統、台東の集落で先住民と会談/台湾

2016-08-13 | アイヌ民族関連
中央フォーカス台湾 2016/08/12 14:45

台東の先住民集落を訪れる蔡英文総統(前列右2)
(台東 12日 中央社)今月1日、台湾原住民(先住民)に対する不平等な扱いについて総統として初めて謝罪した蔡英文総統は11日、東部・台東県の都蘭集落を訪問し、アミ族の人たちと対話した。
3日にも総統府前で抗議活動を行っていた原住民の前に現れ、人々の声に耳を傾けた蔡総統。この日集落で開かれた座談会ではアミ族の頭目(集落の代表)2人と肩を並べて座り、参加者からの質疑に自ら答えた。
原住民プユマ族出身で、今回の訪問に同行した与党・民進党の陳瑩・立法委員(国会議員)は、「集落で原住民と話し合いを行った国家元首は、これまで一人もいなかった。とても勇敢だ」と称賛。座談会に出席したアミ族の人々も蔡総統に感謝を示した。
原住民の血を引く蔡総統は、原住民をめぐる諸問題(を解決する過程)には幾多の困難が立ちはだかるが、だからといって取り組まないわけにはいかないと強調。今後も各集落を訪れて人々の意見を聞くと述べた。次はタオ族が住む台東県の離島、蘭嶼を訪問するという。
(盧太城/編集:杉野浩司)
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201608120004.aspx

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日胆地域戦略会議、旅行プラン開発へ 札幌の大学生、東胆振と日高の観光スポット視察

2016-08-13 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2016年 8/12)
 「北海道新幹線×nittan(日胆)地域戦略会議」(会長・岩倉博文苫小牧市長)の産学官連携組織「旅プロデュース部」のメンバーで、札幌市内の大学の学生7人が9日から11日までの日程で東胆振、日高の観光スポットを視察した。若者向け旅行プランの開発を目標とした取り組みで、11日は苫小牧市内の樽前ガロー(樽前)や海の駅ぷらっとみなと市場(港町)などを巡り、苫小牧観光の魅力に触れた。
 日胆地域の観光振興を目指す旅プロ部は2014年、同戦略会議と、旅行雑誌「北海道じゃらん」を発行するリクルート北海道じゃらん、札幌や室蘭、小樽の大学が連携して発足。14年度に西胆振を舞台にした特典付きの若者向け「卒業旅行プラン」を作り、北海道じゃらんやフリーペーパーで紹介。プランを利用する若者グループなどから好評を得た。
 今回は東胆振と日高の旅行プランを作る方針を立て、札幌国際大学と北海商科大学の学生7人がメンバーとなって7月に始動。「思い出づくり」「視野を広げる」といったコンセプトで、グループ旅行や一人旅を想定した旅行プランを検討し、9日から11日にかけて視察に臨んだ。
 9~10日は、胆振東部や日高を中心に視察。むかわ町の穂別地球体験館でまち歩きゲーム・シストを体験した他、平取町の二風谷アイヌ文化博物館や、日高管内で唯一の映画館として知られる浦河町の大黒座なども見学。ブランド銀毛鮭「銀聖」のサンドイッチ(浦河町)、びらとり和牛(平取町)、ピーマンソフトクリーム(新冠町)など各地のグルメも堪能した。
 11日は、苫小牧市を中心に視察。樽前山麓の渓谷「樽前ガロー」では、川岸の岩に緑のこけが覆う幻想的な景観に目を見張り、貴重な自然の魅力に触れた。海の駅ぷらっとみなと市場ではカレー、天ぷら、焼きそばなど、10種類以上もあるホッキ貝使用のメニューの豊富さにびっくり。市科学センター・ミール展示館(旭町)や、馬をテーマにした観光施設ノーザンホースパーク(美沢)も見学した。安平町にも足を伸ばし、俳優高倉健さんも愛したチーズを製造、販売する「レストランみやもと」なども訪れた。
 北海商科大学4年生で観光振興について学ぶ伊熊翔永さん(22)は「苫小牧にこんなに見どころがあるとは知らなかった。学生も十分興味を持つと思う」と強調。札幌国際大3年生の金子知佳さん(21)は「女性は食事が気になるところ。今回はどの料理もおいしかった」と笑顔を見せた。
 旅プロ部の大学生らは今月中に東胆振・日高の観光メニューや宿泊プランを作り、関係自治体や旅行会社など関係者に提案する他、完成した旅プランを「北海道じゃらん」11月号で紹介する。
 引率した同戦略会議事務局の担当者(苫小牧市政策推進課)は「若者向けに目立った観光PRをしてこなかった地域だったが、旅プロ部の学生に喜んでもらえてよかった」と話し、大学生が作る旅行プランに期待を寄せる。
http://www.tomamin.co.jp/20160841532

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