黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 IRC(国際返信用切手券)について

2013年10月29日 | アマチュア無線



  最近、24MHz帯で交信すると海外からダイレクト便でカードが届く場合が多い。殆どがアメリカかヨーロッパ方面(特にドイツ、イタリア)だけだがアメリカからのカードは保々グリーン・スタンプ(ドル札)で2~3ドル入って入る事が多いがドイツやイタリヤはIRCが多い。しかし田舎で生活している私には両方とも実に取扱いが面倒で有る。

 

 前にもブログに書いたが地方の郵便局に行って窓口でIRCの話をしても殆どの郵便窓口の職員は聞いても「知らない 解らない」と言うだけ、先日、阿南市の中心に行く用事が有ったので阿南中央郵便局へ立ち寄り中国とドイツに向けたダイレクトのカード計3枚を出しに行った。
中国からの返信封筒には切手が貼り付けて有ったが後の2通は返信用封筒は入っていたがIRCが入っており多分今回も解らないだろうと思い此方で郵送料は払う心算でIRCは御返しする形で封印していた。郵送手続きを終えた後に今までの局と違い規模が大きいので念の為に郵便受付窓口の女性の職員にIRCの取扱いが可能か?尋ねると「解らない」と御決まりの返事、他の部署に案内されて待つ事15分、若い男性の職員が出てきたがIRCの事は調べて来たのだろうが国際返信用切手券(金券扱い)だと言う事は解っている様だが扱った経験が無い様で具体的な事は理解していない様子で説明に成っていない。

 

 通常は相互国間の1通分の航空便に見合う切手との交換と理解していたが国内ではだいたい130円程度の金券として働くがしかし我々が購入する時は150円必用(日本から主要国の航空便は120円位で殆どO・K)なので基本的にはIRC1枚で相手の国にカードの返送は可能と言う事に成る。



 其処で更に意地悪な質問と思ったが「世界中の何処の国にも基本的な考えからIRCを1枚持ち込めば基本重量内の封書を航空便で送る事が可能か?そして其の取扱いは県内の どこの郵便局なら可能なのか?」と尋ねると即答出来ず姿を消した後、暫くしてIRCは金券扱いなので当局で切手と交換出来るが最初の質問に関しては解らない様子であった。当然基本的な交換レート(金額)の説明も無し対応は凄く丁寧ではあったが田舎の郵便局では業務として扱う事が無いのだろう。其れでも次からは中央郵便局まで来れば取扱いが可能な事だけは解った。



 始末が悪いのはグリーン・スタンプで此れ又、町の何処の銀行でも換金出来る代物では無く、2~3ドル紙幣を持って中央の銀行に換金に行っていたら収支が合わないし、何より大の大人が小額の換金に行く事自体に抵抗を感じる(恥ずかしい)。従って此れからも持って居ても使えないドル紙幣は御返しするしか仕方が無い様である。それらを貯めて海外に運用に行く方法もあるが 其れには私の寿命が足りない。

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 トランシーバーの 今昔

2013年10月29日 | アマチュア無線


  今回のCQ WW Contestに現用中のIC-756PROⅡに不具合を感じたので今回、思い切って総合的な点検の為にメーカーに送る事にした。此のトランシーバーは10年以上前に購入し問題が有っても自分で克服し元気に働いていたが10年を境に保守部品の問題も有る事だし其の侭使用して次の故障でメーカー送りにしたらパーツ在庫無しで「修理不能」の対応が有った場合に困るので今後の事を考えた結果である。



 現用中のトランシーバーを秋のDXシーズンにメーカーにだすと10日程は帰って来ないので送る事には少し勇気はいったが昨日ヤマト便で送った。不良箇所は自動メッセージ送出回路、此れはコンテスト時に局のコール・サインやRSレポート等、定例化した文言を予めメモリー回路に録音し、スイッチ動作一つで自動送出する物、音声録音は出来るのだが送信動作時に音声が送出されない状況のトラブルである。此の装置はコンテスト以外では使用する事が無いので1年前くらいから使用して居なかったので何時故障したのかは解らない。最初はこの様な回路は必用無いと思って居たが意外に便利な付加装置である。現在は30年前の予備トランシーバーを使用しているが勿論此れ等の装置は導入されていない。

 反面、CWモードの受信時はDSPタイプのフィルターを使用したIC-756PROⅡより古いタイプのアナログ受信機の方が私にはシックリ来る。カリブ海方面などのノイズレベル前後の微弱信号を受信した時、相手の信号が埋もれてしまい受信し辛い状況に成るフィルターの帯域を(通常は500Hz)一段広げると信号は聞えるのだが?同じ信号を旧型のアナログタイプのトランシーバー(帯域は同じ500Hz)で受信すると受信できる。私の個人的感触だがCWモードの受信に関してはアナログ・タイプのフィルターの方が好きだ。



 其れから今回、SSBモードでコンテスト中に相手の周波数にゼロイン出来ない状況に時々出くわした。最初は原因が解らず高齢化に寄る自分の耳の周波数特性が変わったのか?心配したが(時々御年配の人でゼロイン出来ず周波数がずれた状況で呼んで来る人が居る)コンテスト後半で其の原因が解った。トランシーバーのSSBモード時のフィルター特性を3KHz帯域のフラット・モードにしていた為に(広帯域)コンテスト中の局は結構コンプレッサーを掛ける場合が多いのでフィルター特性が帯域内特性が保々フラットな両肩に傾斜の無いフィルターで受信した場合、如何しても復調出来る範囲が広いのと元々の信号が歪んで居る為に正確に相手の周波数にゼロイン出来ていない感じが交信中に感じて違和感として有ったのだが後半戦で2.4KHzの帯域に変えて受信すると少し解消したがまだスッキリしない。其処で若しかしたら?と気付きフィルター特性を切替てアナログフィルターに近い特性の両肩を落とした中央部に山型のあるモードに切替えると問題は解消した。日頃、出来るだけ音声特性のフラットなモードで使用していたで切替える事は全く無かった為、気付くのが遅れてしまったが結果的に当然と言えば当然なのだが1KHz間隔で運用されるコンテスト中は矢張りフラットな特性のフィルターより山型特性のアナログ特性のフィルターが適して居るように思える。通常の運用では有用な物が時と場合に寄っては仇に成る事を凄く実感した。 

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