黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 自己主張の場の無線とブログ

2013年10月06日 | アマチュア無線

  ブログをはじめたのが2年前の7月、最初は興味本意で始めたが思いの他、壷に入ってしまった。はじめた段階では西も東も解からない状態であったが趣味のアマチュア無線を通してブログを見て頂く方がポツポツと増え始めた。今思うと現役をリタイヤすると毎日が日曜日、最初の2~3ヶ月は毎日無線を楽しんでいたが6ヶ月、1年と月日が過ぎると世間との繋がりが段々と途絶え世間から取り残されていく疎外感を感じる様に成って来た。



 私は社会生活に於いて決して積極的な性格では無い、自分ではむしろどちらかと言うと消極的な部類の人間で積極さを旨く表面に表せないタイプと思っている。アマチュア無線を運用している時の私しか知らない人(私に会った事の無い人)は「嘘だろう~」と思われるかも知れないが、意外と其の強面の風貌からは信じ難いが内気な方である。解かりやすい言葉で言えば「内弁慶」がピッタリくる。しかし何処か屈折しているのだろう。顔が見えなければ日頃の自分自身とは違う性格と言うか?人間に変身できる。特に趣味のアマチュア無線で交信する場合は最初から顔や性格が解からない人と話をする事から日頃の自分とは違った自分を発見したり表現する事が出来る。だから全国の移動先でアイボールした方からハッキリは言わないが「思ったイメージとは随分違いますね」とよく言われるし言われなくても其れが相手の顔によく出ている。数年前までは私の顔写真は一切公表しなかったので各地でよく言われたが在る日、香川県のアマチュア局のホーム・ページに顔写真が載ってからは会話から来るイメージだけで無く写真から感じ取る より明確なイメージが湧くからなのか?其の事は余り言われ無くなった。



 アマチュア無線の世界では其々に少し変わっていても此のタイプの人は結構多い。何故なら本当に積極的な人ならアマチュア無線の様な非効率的な手段は使わなくても日々、日常生活の中で幾らでも人との交流の機会はある筈だし其の様な人達には顔の見えない会話等は少し物足りないのでは無いだろうか?



 私は移動運用先で80人位の方とアイボールしたが其の大半の人が「おっとりした」どちらかと言えば物静かな落ち着いた人が多い。確かにアマチュア無線を通じて会話しているので全くの初対面の感じはせず会話が途切れる事は無いのだが「立て板に水」の様な人とは余りお会いしていない。よく世間では「アマチュア無線は根暗な趣味」の様に第三者に思われたり言われるのは此処らに要因がある様に思われるのだが・・・・・しかしアマチュア無線の世界を長く楽しむ為には此の事は重要な要素で開局当時は見知らぬ所に電波が届いて交信ができた事が嬉しいし楽しいが其の総てが完成してしまえば終局は見知らぬ人との会話を楽しむ事と成る。其の事には余り派手さは無いが其の事、事態に楽しみが感じられない人は達成感を感じてアマチュア無線の世界から足を洗う様である。(無線局の免許状の有効期限の5年間に各局の殆どの初期目標は達成してしまうので)


 私の独断と偏見で言うなら此処の様なタイプの人がアマチュア無線には向いていると言っても過言で無い。何時聞こえるか解からない中で只管待ち受け受信に時間を掛けたり、他人の交信をじっと傍受したり結構、じっくりと忍耐強さが求められる趣味だからである。そして何より顔も見知らぬ人と会話する事に楽しみや充実感を感じ取れる人で無いとアマチュア無線は長続きしないと思う。



 しかしアマチュア無線の世界も少し様相が変わって来た。良い悪いを判断する事ではないが、最近の傾向として交信実績を上げる事のみに重きを於いた交信スタイルが主流に成って来た事、其処には以前の様な局と局のコミニュケーションが段々と薄れて来た様に思う。私も移動運用をして時間の短い交信もするがアマチュア無線を継続して来た理由は見知らぬ人と色々話合う事が楽しみで在ったからで其れ等のバランスであろうと思う。



 最近はその様な事情から毎日各バンドを何時も通り聞いては居るが余りお空には出ていない。反面、其のエネルギーがブログの書き込みに注がれている。ブログも自分の思う事を好き勝手に書け、見る見ないは相手の判断する処、一方通行では有るが退職して世間との接点が少なく成ると唯一の自己主張の場と成っている。そして今日、念願の週間ブログ・ランキング5000位以内の目標が4回目の挑戦で達成した。アマチュア無線もブログも自己アピール場としては共通点があるが伝達効率はブログの方が遥かに高いアマチュア無線では毎日、150局との交信は不可能であるがブログの方は、其れが可能で最近、毎朝の訪問者数に一喜一憂している。







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