黄昏叔父さんの独り言

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 実感は余り無いが何と阿南市の財政状況は西日本一らしい!

2015年11月16日 | その他

 今月の初め頃から矢鱈と政治向けのチラシや報告書が郵便ポストに入って居るなと思っていたら阿南市では週末に市長選が公示された。色々な政治報告書の資料の中に「阿南市の財政情況報告書」が入って居て西日本にある210市の中で阿南市が財政力指数ランキングで1位にランクされて居た。前々から財政状態が良く全国ランキングでも10位以内には入って居るらしい事は聞いて居たがハッキリとした報告書で初めて確認した。


 私が学生の頃に阿南市は全国で13箇所指定される新産業都市構想の一角に名を連ね 行く行くは人口20万都市に成ると言われて居て其の産業の担い手を育てるべく阿南国立高専と県立の工業高校が新設され計画は進行しつつあったが用地買収まで終わって居た会社がオイル・ショックや其の他の問題で阿南市への進出計画を断念した為に此れ等の学校の卒業生は殆どが県外へと就職せねば成らなかった。私が卒業する頃には阿南市に有る大企業と言えば王子製紙(旧、神埼製紙)と日本電工、と四国電力の橘発電所くらいしかなかった。日亜化学も有ったが其の当時は蛍光灯に使用する蛍光材料では全国に名を馳せた会社ではあったが(其の世界では凄い市場占有率ではあったが)現在の様な規模では無かった。そして市の財政指数は全国の後ろから数えた方早い状態であった。


 其の後、此の侭では駄目だと原発を誘致する話が持ち上がり四国の最東端である蒲生田岬付近の用地買収も出来て居たが地元の大きな反対に合い最終的に頓挫し其の原発は四国の最西端の伊方町に出来る事に成った。其の後の阿南市は泣かず飛ばずの状態が続居たが日亜化学工業の「青い色,LED」の開発と量産体制が確立し其の後に日本電源開発の石炭火力としては当時、国内では最大出力の火力発電所を市が誘致して阿南市の財政状況は大きく変わった。特に日亜化学の業績は目覚しく現在の阿南市にとっては日亜様様の状態と成って居る様だ。日亜化学の本社と工場は私のホームQTHに近く(直線で800mくらいの距離)以前は徳島県下でも田舎の方で有ったが現在は様子が一変し社員の出勤時間に成ると県南部の色んな道で渋滞が起きる様に成って居る。


 此の会社が大きく発展した事に寄り大きい雇用力が発生し地元の子供達が就職出来ると若い人が定着して稼ぐので其れ等が相乗効果と成って今の阿南市の財政状態の良化に貢献している様だ。一時の交付金を目当てに色んな物を誘致しても其れは何時かは無く成るものだが、交付金が無くても会社が有る限り雇用して貰え給料が貰える事に寄り生活が安定し其れが人口の増加や若人の定住に繋がり其の結果が市にとっては税収の増加に繋がって今の所、良いサイクルで廻って居るので住民としては喜ばしい事だと思って居る。


  西日本財政指数ランキング ベスト5


  1、 徳島県阿南市  財政力指数 0.91(財政力指数は同じだが将来負担比率が佐賀県鳥栖市より上) 

  1、 佐賀県鳥栖市  同     0.91

  3、 大分県大分市        0.87

  4、 広島県大竹市        0.86

  4、 山口県下松市        0.86

 




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