比較的に珍しい場所からの運用で有りながら単波で運用が続く3C1Lは「さて今朝はどの周波数で運用するのか?」と興味を持って居たら朝食が終わって再度聞き始めた06時前に14MHz帯でSSBの電波を捉えた。信号は余り強力では無い割には確りと了解出来たが残念ながら此の時間帯は北米を中心にピックアップして居りJAの出る幕は無い状態・・・・少し信号が上がり始めた段階で急に御本尊の信号が途絶えてコーヒー・タイムなのか?十数分間?の沈黙が有ったので次の再開始めが絶好のチャンスと息を潜める感じでじっと其の時を待った。チャンスは出始めの2~3局との交信時にしか無い。其の後はめざといビッグガン局が其の周波数を見付けて呼掛けて来るので並の局は潰されて太刀打ち出来ない状態に成る事は目に見えて居た。然も此のオペレーターはスプリット幅は「5~20KHz-UP」とアナウンスしながらも実際の受信幅は其れ以上で且つ同じ周波数で2~3局ピックアップして交信する癖が有り可也のベテランで旨いのだろう(多分受信時に同時に複数の局を取って居る感じで?)局との交信終わりに受信に入らず次の局を時々指定して居たので同じ周波数を聞いて居るのはバレバレ状態で此の道何十年のベテラン組みが此の癖を見逃す筈が無い。従って此の道の猛者に凄い設備とパワーで臨まれると並みの局は太刀打ちする術が無いHi
私は幸いにも信号が止まる段階での御本尊の聞いてた周波数は解かって居たので再開(相手の信号が聞こえたら)したら此の周波数で「一か八か」の勝負に出る準備を整えて相手が出て来るのを只管待ったが多分10分間も無かったのでは?と思うのだが其の時間は可也長く感じた。相手の信号が聞こえた後に呼掛けたが直ぐに「JA No1」のエリア指定に入って仕舞い「ありゃりゃ~?」私の目論見は見事に失敗の巻、然し結果的にJAのエリア指定に成れば5エリアは局数が少ない関係から他のエリアと比較すると交信の確率が可也上がるのでオープン戦寄りは望む処である。
1エリアが終わり2~3エリアまで進んだ処で如何した訳か?再びオープン戦に戻り「なんじゃらほい!」状態で呆気に取られた。「こうなりゃ地道に行くしか方法は無いなぁ~」と諦めて21KHz-UPの14.2115MHzで固定して相手が引掛かってくれるのを只管待つ極めて非効率な方法を取らざるを得なかった。CWと違いSSBは長年の経験と勘から時々は相手の受信周波数もバッチリ解かったが良く考えると定めた周波数で30分間以上呼び続けて居ると相手は私の送信周波数上を少なくとも2~3回は通過しながら受信した筈、其の段階で気付かなかった程度の信号強度の局が御本尊の受信周波数を彼是調べて策を労して呼掛けた処でピックアップされる可能性は極めて低い確率と成る事は明らかである。
そうは言いながらも相手の受信動向が解かれば其れに合わせて色々チャレンジしたく成るのも人情で数回は呼掛け周波数の浮気も行ったが結果は上記の通りであった。只、今回も彼是と挑戦はしたが何時も必ず元の周波数に戻り、地道な釣り人の心境で餌を付けた針は決められたポイントに置く事だけは忘れなかった。断続的な呼掛けを1時間程行った08:10JSTに漸くコールバックが有り遂に今回の3C1LとSSBモードで初めて交信する事が出来た。
私が交信が出来た周波数を聞いたら可也の局が其の周波数で呼掛けて居たが結果は如何だったのだろうか?只言える事は相手の流動的な動きに追従して呼掛けて行く中で即応答が有る程の自力の有る局なら此れはと定めたスポット周波数での呼掛けでも早い段階でピックアップされる可能性は可也高い筈、追従して運用するので有れば相手の動きが今より上側にシフトするのか下側にシフトして行くか?を見極めて其れより1~2KHzずらして呼掛ける方法が寄り確立が高い様に思えるが其れでも場当たり的な運用に寄る「まぐれQSOの確立」は可也低い様に思えた。
今日の交信後も3C1Lの信号がフェードアウトして行った08:26JST辺りまで確りと聞いたが受信開始から終了までの間に交信していく局の順序を聞いて居ると長年聞き慣れた猛者達の実力順で「大きなまぐれは無いな!」と実感、私は「下手な鉄砲数打ちぁ当たる」の思いで呼掛けを開始したが自局の力の認識不足で矢張り今回の呼掛け開始は1時間は早かったと反省し今後に生かしたいと思って居る。