此処3日間近く追っ掛けをして居たアフリカ大陸の東部の国E31A(Eritrea)と今朝の06:41JSTに漸く交信する事が出来た。一昨日は信号が弱く呼掛けすら侭成らぬ程度の信号強度で敢無く此方が撃沈、昨日は少し信号強度が上がり06時~07時にはRSTが599にまで上がり絶好のチャンスであったが1時間以上呼掛けるも応答無く二日連続の撃沈に心は折れてしまう。
日頃の3.5MHz帯はQRVする局が少なく賑わいの無い静かなバンド内だが「此れぞ!」と思われる場所からの運用があると日本国内で此れだけの局が聞きながら待機しているのか?と思う程の局が一斉に呼び始める状態に驚いてしまう。昨日の朝は1時間以上に渡り呼掛けてみたが結果的にカスリもせずに無線機の電源を落としたが「今朝はひょっとすると交信する事が出来るかな?」との確証は無かったが漠然とした期待感は有った。
3.5MHz帯の運用はアンテナ長による設置問題で誰でもが運用出来る周波数帯では無い事や敷地が有っても利得の有るビーム・アンテナを使用する局は少ないので極一部のトップ・クラス局を除いた残りは「団栗の背比べ状態」あとはロケーションとパワーの差に成るので昨日までのE31AとJA局との交信数を考えた時にそろそろシステム的に非力な局にも順番が廻って来そうな淡い期待を持って居た。
今朝は05時辺りから聞き始めたが最初の段階では呼掛けが出来る程の信号強度ではなかったので7MHz帯で数局との交信が終わった後に3.5MHz帯に降りて3.5007MHzを聞き始めた。最初の20分間は信号も弱くQSBも有ったので確り聞こえる時だけの断続的な呼掛け状態では交信出来る感じは無かったが06:30JST頃から信号強度が上がり始めた。其れまでは2.5KHz-UPの周波数で動かず御本尊が此方の信号に気付いてくれるのを只管待つ釣り人の心境で運用して居たが相手の信号が安定に受信出来る様に成ると相手の受信周波数を探る余裕が生まれて御本尊が3.503MHzで運用する局を2回ほどピック・アップをして行くのを確認し、然も其の周期(時間)が短かったので此の周波数に固定して断続的に呼掛けながら次に此の周波数に近付いたら「絶対逃がさへんでぇ~」と網を張って待ち構えた。此の段階ではAF信号に超峡帯域のデジタル・フィルターを掛けて居たのでスプリット周波数を受信しても其の周波数の隣接は余り聞こえ無い状態だがJA局が此の周波数で応答して居る信号がハッキリ聞こえた瞬間に此れ寄り少し上げて呼ぶか下げて呼ぶべきか?一瞬迷ったが本能的に上側をチョイスし3.50319MHzで呼掛け06:42JSTに応答が有ってQSOする事が出来た。此のQSOで久し振りに3.5MHz帯で1UPした。
交信が終わると充実感と疲れがどっと出て更に各周波数帯を聞いても此れに勝る成果は無い事からプチンと無線機への電源を落としてQRTした。今晩は年間総交信数目標を達成する為に夜の21時から始まるHungarian Dx Contestを冷やかす予定、コンディションが良ければ良いのだが?