



私はリタイヤしたら是非、四国八十八箇所の巡礼の旅を遣りたいと思って居た。私の親爺の世代では四国に生まれた真言宗の檀家の男は厄年頃に地域の同世代がこぞって白装束に身を包んで巡礼する風習があった。現在は少し様子が変ったが私も遅まきながら何時かは行かなければと思いながらも煩悩の成せるが侭の生活態度でリタイヤして10年間が過ぎてしまった。昨年に満70歳に成り来年には6回目の年男を迎え自分の残りの人生を冷静に考えた時に平均的な寿命だと残りは一回りか?「人は生まれる時と自分の死ぬ時は自分では選べぬ」従って此の歳に成ったら明日に何が起こっても?何ら不思議では無い年齢に私は達している。
其処で前々から考えては居た物の実行出来て居なかった此の事を年が明けたらソロソロと始めねばと年末辺りから計画して居たが同伴予定の家内が急遽娘の所に手助けに出掛けて居たので実行する事が出来なかった。其の家内も此の木曜日に関東から帰って来たので天候に恵まれた本日から早速始める事と成り徳島県の第一番札所の霊山寺へと向かった。此処は仕事で何回か訪れた事があったがお四国参りで訪れたのは初めてで到着した駐車場横の売店で必要な物を買い揃え以前の訪問時とは全く違った気持ちで合掌一礼後に山門をくぐった。境内の水屋で手と口を清め本堂に向かおうとしたら本堂前は先着の大型バス3台分の人が犇めき合い可也の混雑だったので時間帯をずらして納経した。購入した納経帳や掛け軸には購入した段階で既に黒書と御朱印はされて居たので確認して山門を出て合掌一礼を行い全ての所作は終了した。
其の後に2,3番札所と進み以前より早く実行せねばと思いながらも思う様に進んで居なかった「お四国参り」が愈々スタートした。