四国八十八箇所の3番札所の「金泉寺」は聖武天皇の勅願に寄り行基菩薩が寺塔を建立し「金光明寺」と命名されたと伝えられ其の頃の本尊は釈迦如来像で脇侍に阿弥陀如来、薬師如来の三尊像を安置して開基したという。弘仁年間に成って弘法大師が四国内を巡教された際に、村人達が日照りに苦しんで居るのを見て、此の地に井戸を掘られたところ此の井戸から湧き出た水は霊水で「長寿をもたらす黄金の井戸」とされ寺名の「金光明寺」を改め「金泉寺」と成ったと伝えら其の井戸も観音堂の隣の祠に現存し現在でも水はこんこんと湧き出て居ます。
私達は昼前に此の寺に訪れましたが春の様な日差しと真っ青な空をバックに朱色に塗られた仁王門に圧倒されながら門をくぐって境内に入ると遍路姿の人々が大勢で本堂で納経するのにも時間待ちをせねば成らぬ程に賑わって居ました。此の日は偶々日曜日であったので観光バスでの団体遍路客も多く1~3番札所までは其の人達と一緒に成って納経所では可也混雑しましたが此の札所辺りで追い抜いたのか?4番札所辺りから此の混雑から抜け出す事が出来ましたが矢張り、リタイヤ組は平日に廻られた方が良さそうです。