四国八十八箇所霊場の第二番札所は「極楽寺」で此のお寺は行基菩薩の開基と伝えられて居るが弘仁6年(西暦815)に42歳の弘法大師が此の地で37日間「阿弥陀経」を読誦し修法された。其の結願日に阿弥陀如来が出現されたので大師は其の姿を彫造して本尊とされたと言う。
私達は駐車場に車を停めて朱塗りの仁王門をくぐると右側に三方を山に囲まれた奥に閑静な境内が広がり奥に進んだ右側に水屋(手水場)があり反対側は庭園と成って居る。(雲海の浄土、極楽浄土をイメージした様な庭)更に奥手に進み左折して44段の石段を上ると本堂があり此処も団体のお遍路さんが沢山おいでて皆さんで一心不乱で納経をされていた。本堂の右側には大師堂があり安産祈願に霊験有ると県内で有名なお寺である。
納経所に向かう途中に弘法大師の御手植えとされる写真の樹齢1200年余りの「長命杉」があり家内安全ばかりか長寿も授かる霊木で家内と2人で御利益に授かる為に触れて来た。此の日は冬の最中に在りながら早春を思わせる暖かい好天で然も抜ける様な青空が広がり「お四国参り」を始めるには幸先の良い一日と成った。