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今回の台風19号は情報を聞けば聞く程、手強そうな感じ、二日間で第一と第二タワー関係のアンテナ関係の台風対策は保々終了したが車庫の平屋根の上に乗っているルーフ・タワー(3mH程度)も心配に成って来た。
此のルーフ・タワーには435MHz帯の15エレ・スタック八木アンテナと144MHz帯の12エレ・スタック八木アンテナが取付けられているがルーフ・タワーがアルミ製で自重が無く軽い上にトップ・ヘビー気味で更に始末が悪い事にタワーの底部は平屋根の上に置いただけで固定されて居らず最高部とタワーの各脚部(50cmくらいの高さ)二箇所からの其々4本ステー線で飛ばない様に上から平屋根に押さえ付けた形で固定された状態に成って居る。
此れが家屋の屋根の様な場所であれば山形に成った屋根構造でステーさえ確り張っておけばタワーの脚部が動く事は無いのだが平屋根でトップヘビーの状態だと強風で脚部が動いて倒壊する危険性があるので各アンテナの取り外しとアンテナ・マストに使用していた伸縮ポールを一番短い状態にする事にした。
此れはチャチなルーフ・タワーだが3mHくらいの高さなのでアンテナの取り外しは簡単だったがアンテナを屋根の上に降ろすのに手間隙が掛かった。144MHz帯の八木はブーム長が長いのでスタック・バーから外す時に反射器を下側にして屋根の上に垂直に立て掛けて置いてタワーから降りて一つずつ屋根の上に寝かせる作業を繰り返せば終了、435MHz帯のスタック八木は其の侭、マストポールから分離した後にタワーと自分の体との間に挟みながら降ろしたが途中で先端のエレメントが最上部からのステー線に其々のアンテナのエレメント・パイプが引っ掛かり一寸、難儀な事に成り掛けたが何途かエレメントを傷める事無く平屋根まで下ろして風で飛ばされない様にルーフ・タワーの脚部にバインド線で固定した。
一番手間が掛かったのは伸縮ポールを縮める作業でロックピンを解除するU字型の工具がどうしても見付からず、ラチェットのシノ部と片方はプラスのドライバーで両方を押し込んで縮めようとしたが2年近くロック状態で外に放置して居たので上側のポールが下がらず困ったのでクレ5-56をロックピン部と上下のポールの間に一吹きして先程の要領でロックピンを両側から抑えたらドスンと細いポール側全体が落ちて来た!
幾等、軽いルーフタワーでも上のアンテナ関係を取外し四方へのステー線の張力さえ確りしておけばタワーの脚部が強風ですくわれる事は無いであろう。此れで車庫の上のアンテナ関係の台風対策も終った。
最後に第一タワーのステー線の張力を確りする作業に取り掛かったが(普段は張力が掛からない程度に弛めている)此のタワーのステーも17mHと7mHの2段で四方に張って居るのだがアンカー部分のターンバックル8個は全長70cm強の鉄製の物を使用して居る。此れは毎回此の作業をする時にステンレスにしておけば良かったのにと反省するのだが此のタワーを建てた時に(30数年前)鉄製は確か1個1500円程度で買えたが同型のステンレス製だと8000円ほどの価格で店舗でどちらにするか?随分迷った挙句に貧乏人の私は鉄製の方を選択したが此の選択は大きな失敗であった。此のステー線の張力を強くする機会は4~5年に1回も無いので今回の様に此処を弄る時はネジ部は真っ赤の錆放題でターンバックルを動かすまでに可也の労力が掛かる事に成る。過去の経験からネジ部には昨日にクレ5-56をたっぷりと吹き掛けて居たが其の程度では何時も簡単には動いてくれない。
如何するかと言えばターンバックルの本体金具をハンマーで、どずいて(叩くでは無い)少しづつ締めたり弛めたりしながら完全に動く様にするのだが此の動作に1個に付き5~10分の時間が掛かる事に成るHi今日も此の作業中に手間隙が掛かったので頭に来て何時もとは違う最近貰って来た強力な「げんのう」で、どずき廻って居たら、げんのうの頭が柄から飛び出して運の悪い事に私の左足を直撃した。何時もなら安全靴を履いているのに高所作業が終わって居たので重たい靴から運動靴に履き替えて居た事から涙がポロリの状態に成って仕舞った。世間ではよく「安物買いの銭失い」と云う諺が有るが此の場合は「安物買いの手間隙買い」か「安物買いの時間ロス」と言う所か?兎に角、此の作業で可也の時間が掛かったが此れで今回の台風に対する私が出来る限りの対策は行なったので後は「運は天に任せるしか無い」
最後の写真が毎回動かすのに手間隙が掛かる問題のターンバックル、
最後に人から貰ったり、初めて使う道具にはくれぐれも注意しましょう。台風は如何やら少し進路を東寄りに変更して関東方面に向かう様子ですが皆さん くれぐれも御注意下さい。