昨晩の21時から6m&Down Contestが始まって居る。私は全バンド(3.5Mhz~50Mhz帯内)で50MHz帯だけがバンド別の総交信局数が5000局を切って居る為に此処4~5年は必ずと言って良い程、此のコンテストとフィールドデーコンテストは毎回運用している。現在の50MHz帯に於ける交信局数は国内が3205局と海外との交信局数155局で合計は3360局で5000局達成までには1640局分が不足で此れは私がアマチュア局を閉局するまでには達成が不可能な数字の様に感じる。
此のバンドには俗称「6mマン」と呼ばれた「6mが命」の方々が二昔前には大勢居られたが ここ数年はコンテストの時でも時間内に交信出来るのは精々100~150局止まり(移動すれば別の話だが)昨年は北海度へ出ていたので交信実績は無いが其の前の2013年度は家に居たので固定局で参加しているが交信実績は87局(CW,SSB両方合わせて)で終わっている。此の周波数はコンディションにも大きく左右されるがコンテスト時であれば私の家の固定設備では西側は下関、東側は静岡市辺りまでは相手さえ居ればグランドウェーブで十分交信出来るので関東方面のオープンが有るか無いか?で実績はガラリと変わってしまう。勿論7~8エリヤのパスも大きく影響するが其れ等は例年似たり寄ったりの数字なので体制に大きく影響する事は無い。九州方面は北九州から中九州方面は全滅で(西日本第二高峰の剣山の影に成る)期待出来るのは鹿児島県より南側しか無い。従って強烈なEスポが出た時は可也局数が伸びるがコンテスト期間中に関東方面が大きく長時間オープンした経験は少なく数年前に突如40分間ほど開け凄いパイルを受けた事が1回有るだけ、勿論Eスポで開けなくても4~5局のシステムが良い局と毎回御会いするので1エリヤと未交信で終わる事は無いのだが勿論9~0エリヤの局も山に移動して居る局とは十分に交信出来るので未交信に終わる事は無いが大きく実績を伸ばせる状態では無い。
私がここ数年此の2つの大きいコンテストに取組むのは良い成績を期待して挑戦しているのでは無く50MHz帯から上の周波数は各局の諸条件により其の周波数しか運用していない局が結構居られる事と私が開局以来ほとんど50,144,430MHz帯を本格的に運用した事が無いので交信出来れば大半の局が1stQSOに成る確立が高く、そして其の場合は私の最終目標である所の「JCAアワード」(全てのサフィックス集め)のポイントが増えて行く可能性が有るからだ。
つい最近まで此れ等の事は知らなかったし興味も全く無かったが現在有る沢山のアワードの中で唯一、多分誰もが達成できないアワードと言われて居る。A~ZとAA~ZZとは完成できるがAAA~ZZZ(一部救済されるサフィックスは有るが)は現在の様に局数が急激に減少する段階では更に難度が上り多分不可能であろう。私はVHF,UHFは運用していなかったがHF帯は此のアワードが始まってから一度もQRTして居ない事と海外との交信数が多いのでA~ZとAA~ZZのサフィックスは既に達成しているがAAA~ZZZまでのサフィックスはまだまだの感じ、今思うとアマチュア無線の黄金期にVHF,UHFをもう少し運用していれば可也のサフィックスが稼げていた事と何より取り返しの付かないのはYAA~YZZとZAA~ZZZのクラブ局のサフィックスの大きな歯抜け状態、此れは最近ではクラブ局の活動が非常に低下してコール・サインが失効か?有ったとしても殆どが活動停止状態なので今回の様な移動運用を主体とした人出の居るコンテストの場合は普通のコンテストより遥かにクラブ局で運用される可能性が高いので絶好のチャンスと成る。
今回も此の絶好のチャンスを生かそうと昼寝をして準備万端を整え開始時間を待ったがコンテストが開始されても余りにも聞える局が少なく、聞えて来る局は毎年挑戦しているので既に交信済みの局ばかり21時、0時、2時、5時、8時、10時頃と其々の時間帯を聞いてみたがCWはポツポツ聞えていたがSSBの周波数帯はガラガラで局の信号を見付けるのに苦労する状態に気持ちも萎えてしまい数局の1st局と交信した段階でコンテスト自体に興味が有った訳では無いので諦めてしまった。
良く考えてみるとコンディションが開けるか如何か?解らない不確実な高い周波数で運用するより沢山の局に呼ばれたいなら態々50MHz帯で遣らなくても同じ労力で7MHz帯で移動運用したら間違い無く200~300交信は簡単に出来るだろう。最近の内外のどのコンテストを聞いても余り人気は無くバンド内は閑散としている。此の現象は今後更に進みやがてメジャーで無いコンテストは段々と姿を消して行く事だろう。此れも一つの時流なので寂しい感じもするが?悲しいかな如何する事も出来ない。