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四国八十八箇所霊場の大4番札所の「大日寺」は弘法大師が42歳に当たる弘仁6年、此の地に長く留まり修行をして居た時に大日如来を感得された。大師は一刀三礼をして5.5cm程の大日如来像を彫造され、此れを本尊として創建し、寺号を本尊に因んで「大日寺」と命名したと伝えられて居る。また[黒厳山」の山号は、境内が三方を山に隔たれて降り人里端なれた此の地は「黒谷」と称されて居たのが由来と言われ、地元では「黒谷寺」とも呼ばれて居たという。
阿波の国を治めた阿波藩主の蜂須賀家は代々、大日如来を守り本尊としており元禄~宝暦年間には手厚い保護を受けて寺塔の大修理が施されたが現在も山門の修復が成されている様で上部が円柱の鐘楼と成って居り1階部分は角柱作りという珍しい作りと成って居る。
此の寺は街道筋から山手に入った場所にありカーナビの設定をせずに見当を付けて進んだら此の日に廻った1~10番札所の中で唯一 道に迷い40分程の時間ロスに成って仕舞った関係で遅れを取戻す為に昼食は車を走らせながらおにぎりをほうばる破目に成って仕舞った。各札所の納経の締め切り時間は17時までに成るので何処かでタイムロスが発生すると此の様な事に成るので注意しなければ成らない。