此処4日前ほどからDXを中心にしたワッチを始めたが此の時期7MHz帯の運用が出来ない事は可也のハンディーで当局が運用出来る3.5、10、18MHz帯の限られた周波数帯の運用スタイルだと効率は極めて悪い状態で日々のワッチの中で自力でDX局が見付からない状態の時はインターネットのDXクラスター情報を確認しつつ、もう一方のパソコンで有料映画配信のサイトで映画を見ながらのワッチを始めて居る。
此の場合、洋画だと字幕翻訳文字を遅れ無い様に読まなければ成らないので注意力が如何しても散漫に成って仕舞うが邦画の場合は此処等が随分楽でDXクラスター情報は5~10分間に1回程度のチェックで十分なので早朝のワッチ時には邦画を中心に見ている。
此処3日間で中村欽之助主演の『宮本武蔵』般若坂の決斗、二刀流開眼、一乗寺の決斗、巌流島の決斗を今朝は少し趣を変えて志田周子さん(実在の女医)の一生を描いた『いしゃ先生』(2015年製作)と『くちびるに歌を』(2014年製作)を見た。前の宮本武蔵は娯楽映画で1961~1965年に掛けて5部作で発表され私は其々の映画を地元の映画館で見た記憶はあったが第1作目の『新免武蔵』だけは此の有料配信サイトには無く見られなかったが後の4部作を55~60年振りに見て非常に懐かしかった。
今朝に見た『いしゃ先生』は昭和10年頃の山形県の山深い田舎の無医村の診療所に父親が村長をして居た関係から無理やり頼まれて仕方なく村の診療所に赴任した女医(地元出身)が最初の内は地元の人から若い女医だからと言う理由や貧しい村で医療費が払えない事や村の古くからの風習(神頼み)などの影響で中々受け入れられない苦労の連続の中で段々と地域の人達に受け入れられ地域医療に貢献して行く姿を描いている作品で主役は『平山あや』さん、此の方の存在は以前から知っては居たが余り印象には残って居なかったが今回の映画を見て非常に魅力ある女優さんである事を認識した。
もう一本の『くちびるに歌を』はテレビ番組などで大活躍の『新垣結衣』さん主演の映画で恋人を交通事故で亡くした有名なピアニストが心の痛手からピアノを弾けなく成って故郷(五島列島)の中学校の臨時音楽教師として着任し、部活の合掌部を受け持った過程で生徒との交流の中で段々と其の頑な気持ちが解けていく過程を五島列島の美しい景色の中で描かれて居て劇中歌の『くちびるに歌を』は徳島県に所縁のあるシンガー・ソングライターのアンジェラ・アキさん(徳島県板野郡生まれ)の曲が課題曲として使用されて居る。
新垣結衣さんと言えば非常に明るい朗らかな役どころが多い女優さんのイメージだが今回は画面の中で殆ど笑顔の無い役どころで最初は一寸違和感があったが何時の間にか映画の中に引き込まれて仕舞って気が付けば早朝のDXタイムは既に終わって今朝は交信実績は無しに終ったが此れは此れで良かった。
流石に映画はテレビ番組とは違い多くの時間と費用を掛けて撮影して居るので見応えがあるし、途中のCMが無いので自然に映画に集中出来て見応えがあった。