去る5日のこととなりますが、日本を代表する作曲家の一人である冨田勲氏が他界されました(享年84)。
冨田勲氏と言えば、日本のシンセサイザーアーティストの草分け的存在の方です。私が子供の頃最初に認識した冨田氏は、丸ごと一部屋を占拠するほどの巨大で、そこいら中配線とスイッチだらけのシンセサイザーコンピュータを駆使して、近未来的な響きの音楽を発信していた姿です。
私も初めは、主にクラシック音楽の編曲もののLPレコードを買って聴いていました。ヘッドフォンで聞くと頭の中でいろんな方向から音が飛び交うドビュッシーの《月の光》、現代的な切り口で見事に歌い上げた《展覧会の絵》、衝撃的な結末に恐怖すら覚えた《惑星》…どれも今でも私の愛聴盤です。それだけでなく、《ジャングル大帝》や《リボンの騎士》、NHK《小さな旅》といったTVで聞き馴染んでいた曲も実は冨田氏の作品と知ったのは、もう少し大きくなってからでした。最近では新しい試みとしてボーカロイド初音ミクとコラボレーションした《イーハトーヴ交響曲》を発表し、この11月には第2弾《ドクター・コッペリウス》の初演も控えていたりと旺盛な作曲活動をされていましたから、まさか亡くなられるとは思いもしませんでした。
気が付けば、いつもこの国のどこかに冨田勲氏の音楽があったような気がします。芥川也寸志、團伊玖磨、山本直純、石井歡に続いて、日本らしい上品な音楽を作って下さる方が、また一人彼岸に発たれてしまいました。残念です。
私が大好きな冨田作品の一つが、NHK《新日本紀行》のテーマ曲です。ホルンのファンファーレから始まって弦に移ってからの旋律は、放送音楽の中でも稀代の名旋律と言っても過言ではありません。ちょうど何かの企画で冨田氏自身が指揮を執って、子供たちのオーケストラが演奏している動画がありましたので拙ブログにて転載し、亡き巨匠を偲ぶこととしました。
こうした作品を、もっともっと沢山作って頂きたかったと思います。今はただ、日本の心を美しい旋律に起こして下さった冨田勲氏の御冥福を御祈念申し上げます。
合掌。
新日本紀行のテーマ
冨田勲氏と言えば、日本のシンセサイザーアーティストの草分け的存在の方です。私が子供の頃最初に認識した冨田氏は、丸ごと一部屋を占拠するほどの巨大で、そこいら中配線とスイッチだらけのシンセサイザーコンピュータを駆使して、近未来的な響きの音楽を発信していた姿です。
私も初めは、主にクラシック音楽の編曲もののLPレコードを買って聴いていました。ヘッドフォンで聞くと頭の中でいろんな方向から音が飛び交うドビュッシーの《月の光》、現代的な切り口で見事に歌い上げた《展覧会の絵》、衝撃的な結末に恐怖すら覚えた《惑星》…どれも今でも私の愛聴盤です。それだけでなく、《ジャングル大帝》や《リボンの騎士》、NHK《小さな旅》といったTVで聞き馴染んでいた曲も実は冨田氏の作品と知ったのは、もう少し大きくなってからでした。最近では新しい試みとしてボーカロイド初音ミクとコラボレーションした《イーハトーヴ交響曲》を発表し、この11月には第2弾《ドクター・コッペリウス》の初演も控えていたりと旺盛な作曲活動をされていましたから、まさか亡くなられるとは思いもしませんでした。
気が付けば、いつもこの国のどこかに冨田勲氏の音楽があったような気がします。芥川也寸志、團伊玖磨、山本直純、石井歡に続いて、日本らしい上品な音楽を作って下さる方が、また一人彼岸に発たれてしまいました。残念です。
私が大好きな冨田作品の一つが、NHK《新日本紀行》のテーマ曲です。ホルンのファンファーレから始まって弦に移ってからの旋律は、放送音楽の中でも稀代の名旋律と言っても過言ではありません。ちょうど何かの企画で冨田氏自身が指揮を執って、子供たちのオーケストラが演奏している動画がありましたので拙ブログにて転載し、亡き巨匠を偲ぶこととしました。
こうした作品を、もっともっと沢山作って頂きたかったと思います。今はただ、日本の心を美しい旋律に起こして下さった冨田勲氏の御冥福を御祈念申し上げます。
合掌。
新日本紀行のテーマ