シラヒゲソウ と オオシラヒゲソウ を比べてみると

よく似ている シラヒゲソウ と オオシラヒゲソウ の違いは何と言っても 大きさにある。
二つ並べるとその違いは歴然。左は シラヒゲソウ 右が オオシラヒゲソウ だ。

　
シラヒゲソウ を拡大して見る。
５本の雄蕊のうち一つだけが成長して葯を開き花粉が見えている。
一日一つずつ葯を開いて行くのだというから この花は開花して間もない花だ。
雄蕊と雄蕊の間にある黄色い小球は飾りで この花は３個ずつ付いている。別の花では４個の花もあった。
同属の ウメバチソウ はこの飾りに付く小球の数で ウメバチソウ コウメバチソウ 等を区別している。

　
オオシラヒゲソウ も拡大。
この花は開花してから一週間以上経過した花だ。
花粉は既に出し終わって雄蕊は大きく反り返って花びらの間に隠れてしまっている。
黄色い小球は４～５個付いている。シラヒゲソウ との違いはここにもあった。
雄蕊が隠れて 雌蕊が開いている。自家受粉を避けるためのメカニズムが組み込まれているようだ。

花とその直下の葉との間隔に違いがあるようだが これは生育環境の違いかもしれない。
間隔の大きい シラヒゲソウ。

　
間隔の小さい オオシラヒゲソウ。

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