知人から苗を頂戴して 池畔に植えた ワレモコウ は草丈2m近くまで伸長する。
高山の草原に咲くものはもっと小型だから 池畔のものは全くイメージが違う。
花の前に切り戻せばいい・・・と教えて頂いたことがあるから 毎年切り戻している。
ところが その切り戻しのタイミングがまことに難しい。
早く切り戻せば 開花期までに元通りの大きさになってしまう。
遅すぎるとつぼみが出来なく 花を鑑賞できない事になる。
あまり綺麗だとは言いにくいその花は 茶花 として人気があるのだという。
地味な花の代表のように言われる ワレモコウ も拡大すると雰囲気が一変する。
赤い花の底は白く その中心の赤い子房から伸びている花柱の先端はピンクだ。
後から成長する葯が割れると黄色い花粉が顔を出す。
他の花では自家受粉を避ける為に 雄蕊が先に熟す例が多いが この花は雌蕊が先に熟すようだ。