一昨年の春に 挿し芽した シラタマノキ に花が咲いていた。
ファインダーを覗いていると 花の中から アリ が出てきた。
シラタマノキ の受粉は 蝶や蛾ではなく アリ が花粉運び屋を勤めているのだろうか。
でも 腹部は蜜で大きく膨らんでいるのに 艶のある身体には花粉の気配が見えない。
単なる 蜜泥棒 なのかもしれない。
ヤマツツジ の花色は樹齢を重ねるほどに濃くなってくるような気がする。
確たる証拠は無いが 漠然とそんな気がする。
少し西に傾いた陽を受けて輝いているこの樹は棚場に迎えてから三十年を超えている。
関越自動車道の用地として削り取られて今は無くなっている山に育っていた樹だった。
樹齢を重ね花色は申し分なく濃くなったがこのところの連日の猛暑で花の傷みが目立つ。