ブナ の新緑から残雪の遠い山まで 春のグラディーションを眺めていると滝が見えた。
奥の雪山からの融雪水で水量が多い。
その周辺は オオヤマザクラ も咲いている。花盛りのようだ。
カメラから滝までは直線で2km余りある。jokichi のレンズではこれが限界。
15年ほど前に滝まで歩いたことがある。その頃の道はまだあるだろうか・・・。
滝の水がダム湖に注ぐ所までは車道がある。
そこまで行ってみたが河畔までは降りず林道から見下ろしてみた。
水で冷やされる川岸の草はまだ萌えだしていない。
オオイワカガミ と イワカガミ の区別は一茎につく花の数による・・・。
なんと境界線の不明確な分類なんだろう。
里山では大きな丸い葉がつやつや輝いている。
10個以上つく花などから オオイワカガミ だと理解できる。
高山では葉は小さな楕円形になり艶も鈍くなる。
一茎につく花の数も 数個になってくるから イワカガミ なんだろう。
棚場で二鉢を並べると違いは明瞭だが 山道では登るに従って徐々に小さくなってゆく。
オオイワカガミ と イワカガミ の境界線を引くことはできない。