正午ちかく 山あいの小さな湿原は雲間から日が射すと一気に温度と湿度が上昇する。
けもの道をたどって湿原に入ると花期を迎えた コオニユリ が掘り返されている。
ヒト が荒らしたのではなく 球根を狙った イノシシ の仕業に違いない。
原因は何であれ 荒れた湿原を見るのは いい気持ちでは無い。
そんな気持ちを ちょうど見頃の ミズチドリ が癒やしてくれた。
花姿もネーミングも 涼しさ を連想させる いい雰囲気の花だ。
イノシシ もこの花には食欲がわかないらしく以前に比べても減少はしていない。
かえって新しいグループもできていた。
丈の低い草の中には カキラン も咲いていた。
(7/3)