ヤマツツジ の花色は樹齢を重ねるほどに濃くなってくるような気がする。
確たる証拠は無いが 漠然とそんな気がする。
少し西に傾いた陽を受けて輝いているこの樹は棚場に迎えてから三十年を超えている。
関越自動車道の用地として削り取られて今は無くなっている山に育っていた樹だった。
樹齢を重ね花色は申し分なく濃くなったがこのところの連日の猛暑で花の傷みが目立つ。
小さな鉢だとすぐに根がいっぱいになってしまうので 昨年は大きい鉢に植えたら花が咲かなかった。
今年は咲いたが大きい鉢の縁に集中して咲いている。中央部は葉ばかりだ。
根が込み合ってこないと花芽は出来ないのかもしれない。
品種名はわからないが 他所の庭で咲いている同じ花を見たことがあるからそれなりの名を持つ花だろう。
鉢で大きくなりすぎたので枝や根を切り詰めて植え替えたのが悪かったらしい。
丸三年 新葉の展開が無く花蕾のみが異常に多く着く状態が続いた。
花蕾は全部摘み取って葉の伸びを待ったが伸びては来なかった。
今年は1個だけ花を咲かせてみた。昔と同じ花だがひと回り小振りの花だった。
嬉しいことに 今年は少数だが葉芽も出来て新葉が広がり始めた。
いずれ 元気を取り戻すだろう。もう少し日当たりのいい場所に置き場を替えよう。
林道を塞いだまま消え残っている雪崩を登ってゆくと カタクリ が咲いていた。
里山に見る大きな群落ではないが。
駒ケ岳の登山道で見た花同様で生育には悪条件らしく小さな花だ。
銀山平キャンプ場の開場準備作業に行ってきた。
快晴の青空に 荒沢岳 の残雪が白かった。
開場準備の頃にはいつも ニリンソウ が咲いている。
白い花と白い雪 輝く新緑。
銀山平キャンプ場は6月1日オープン予定です。