半寄生植物の イチヤクソウ は落ち着きが無い花。
去年見つけた花盛りのこの大株もいつまで株を維持するか分からない。
大量のブナの落ち葉に覆われると翌春の発芽は保証されない。
開花でパワーを使い果たし衰弱するのかもしれない。
花の拡大は別の株の花。
今まで見えなかった所に突然花茎を伸ばすこともある。
葉だけで何年も過ごし開花の力を蓄えていたのだろう。
フシグロセンノウ の開花が始まった。
独特の花色は棚場に咲く他の ナデシコ科 の花には見られないオレンジ色だ。
真紅の マツモトセンノウ と色比べ。
草丈が違うので フシグロセンノウ は地面に マツモトセンノウ は棚の上に置いて。
フィールドの蜜源は ミヤマイボタ から ノリウツギ にと主役が交代した。
7月10日の時点での主役は ノリウツギ だった。
今日 (7/19) 蝶たちのレストランは 開花を始めた ノリウツギ に変わっていた。
蝶たちに ソーシャルデスタンス は無関係のようだ。
クモガタヒョウモン だけはそれを知ってか 一頭だけ離れた花で吸蜜。
木道脇に ニッコウキスゲ と一緒に咲く 花火のような カラマツソウ。
木道にすりついて咲いていた ゴゼンタチバナ を真上から。
ウツボグサ とちがって タテヤマウツボグサ は直立しないで咲く。
花色も花の大きさも タテヤマウツボグサ のほうが勝っているようだ。
リンドウ や エゾリンドウ よりも格段に小型で早咲きの オヤマリンドウ が棚場では最盛期。
晴天下でないと花は開かない。曇天のこの日も花は開かなかった。