東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

炎天の 地上花あり百日紅

2023-09-03 | 季節の花

  高浜虚子の句ですが全くその通り、
  炎天下のサルスベリだけが元気で頑張っている。
  やっと咲いてきた百花園のサルスベリ、
  いろいろ撮ってきました。

 

   「百日紅 ごくごく水を呑むばかり」   石田波郷
   負けられません、勝つまでは・・・。

 

 

   「百日紅 きのうのことは存じませぬ」   新田美智子
   もう昨日のことなんか覚えていられない
   明日のことなんか考えていられない。

 

 

   「はつはつに咲きふふみつつあしびきの
     暴風(あらし)にゆるる百日紅のはな」   斎藤茂吉
   百花園の百日紅の花は暴風(あらし)が過ぎてからでした。

 

 

   「朝雲の 故なくかなし百日紅」   水原秋桜子
   朝雲と百日紅を狙ったんだけど
   雲との組み合わせが難しくいい絵が撮れませんでした。

 

 

   「いつの世も 祈りは切や百日紅」   中村汀女
   今年も"あの日"は暑かった、鎮魂のサルスベリ。

 

 

   「あかねさす日の入りがたの百日紅
     くれなゐ深く萎(しを)れたり見ゆ」   島木赤彦
   この日の最高気温は33.4℃、あかねさすころに来られたらいいな。

 

 

   別名「百日紅(ひゃくじつこう)」。
   花は小さく、1つ1つの花期も短く2~3日で散ってしまうけど、
   樹全体では次々と開花し、その様子がまるで
   百日間咲いているようであることから。

 

 

   「散れば咲き 散れば咲きして百日紅」   加賀千代女
   咲いたばかりだけど早くも散りゆく花も。

   百花園の百日紅が咲いて来たので
   間もなく秋がやってくるのかな?。
   ここのところの天気を見ていると
   そうは問屋が卸さないみたい、
   頑張ってなんとかこの夏を乗り切らないと・・・。

 

          data:EOS70D/EF70-200 1:2.8 L。 撮影  8月 26日  向島百花園

          

コメント (4)
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