東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

梅若伝説と木母寺

2023-09-06 | 散歩

  暑いので早く出て東白髭公園でひと休み、
  目の前に木母寺(もくぼじ)があるので
  久しぶりにお邪魔してみました。
  梅若伝説で有名なお寺です。

 

   木母寺(もくぼじ)と言えば、「梅若伝説」ゆかりのお寺。
   木母という名称も梅若の"梅"の字を分解(木+母)
   したものであると言われています。

 

 

   「梅若伝説」とは、平安時代中期、京都北白川吉田少将惟房卿の
   妻・花御前は人買いにさらわれたわが子、梅若を訪ねて、
   取り憑かれたように旅を続け、
   隅田川のほとりでわが子の死を知らされる、という話。

 

 

   「たずね来て問はばこたえよ都鳥 すみだ河原の露ときえぬと」・・・
   木母寺には梅若丸の霊を祀る梅若塚があります。

 

 

   梅若丸の墓石。
   木母寺は明治元年に廃寺となって梅若神社となったが、
   明治21年に寺院として再興。昭和51年、再開発で現在地へと移転した。

 

 

   梅若堂内には、中央に伎芸天、右に妙亀大明神(梅若丸の母の妙亀尼)、
   左に山王権現(梅若丸)の像が立つ。
   伎芸天とは芸能をつかさどる女神であり
   芸事の師匠さんらがお参りされるそうです。

 

 

   梅若丸の死後1年が経ち息子を捜し求めていた、
   梅若丸の母親が塚の前で念仏を唱えると、
   そこに梅若丸の亡霊が現れ、悲しみの対面を果たした。

 

 

   ここにも北斎の風景画があります、
   「梅若の秋月」。

 

 

   ここにはもう一つ冬の風景画もあるけど
   時期が来たら載せましょう。

 

 

       

     木母寺内川御前栽畑/絵/歌川広重/1892年。   

     4代将軍家綱の頃には野菜を育てるための「御前栽畑」も
     造成されたようです、その頃の絵なのかな。
     木母寺はかつては隅田川河畔にあったけど
     東白髭防災団地を建設するのにあたり
     現在地へ移転しました。
     まあ、すぐそこに隅田川は流れているけどね。

 

        data:EOS70D/EF70-200 1:2.8 L。 撮影  8月 26日  向島木母寺・梅若塚

        

コメント (2)
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