Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

さよならSSH

2018年03月28日 | 学校生活
机上に見慣れた私物は無く,同僚からもらった花と生徒からもらった寄せ書きがあるのみbikkuri



来月からこの机は他の先生が使う。私がこの学校で教鞭をとることはもう無いhekomi

先月少しだけブログ上に記した「非常に落ち込む出来事」とはこの事だ。そう,SunQは希望して無いにも拘わらず,異動することになってしまったのだhi

 今の学校は進学指導重点校で,文科省指定のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)。SunQは学校の名に恥じぬよう,努力してきたつもりだ。特にSSHのプログラムに関しては,要となる仕事をしてきたと自負している。大好きな卓球部指導からも離れ,その分の労力を費やし,成果もあげてきたはず。残り3年でさらにプログラムを発展させようと色々と案を考えてたところだ。

千葉県の人事の規則では,普通一校に最長十年在籍できる。私はまだ五年,そして定年まで残り二年の者は移動しない原則がある。私は残り三年,異動させる必然性が分からない。 

初任の頃,お世話になった校長先生が語ってくれた。「Q先生,先生方の人事をしている者は,よくその先生の仕事ぶりを見ているものだよ。日々しっかりとした仕事をしていれば,異動にもそれが影響してくるから,しっかり頑張んなさい」と

 今まで三十数年間この言葉を胸に刻み,仕事に励んできた。先生の仰ったとおり恵まれた異動をしてきたとも思う。それなのにここで裏切られるのか?

 他にこの仕事をやりたいという人に譲るのであれば,仕方ない。でもそういうことではないらしい。他の人がやりたがらない仕事を率先して引き受け,世界の舞台で活躍する技術者・研究者を育てようと臨んでいる教員の夢をなぜ教育委員会は取り上げてしまうのか?

 一か月たった今も,この仕打ちには納得できない。



 全ての荷物を車に積み込み,校庭に出てみると,桜の木の下で美術部の生徒たちがお弁当を広げていた。

 良い学校だ ・・・

 いくら納得できなくとも,もっと留まりたいと思っても
 公立学校に勤務する以上,決定には従うしかない。

 前向走 前向走 この冬繰り返し聞いたこのフレーズを 呟いてみる

 前向走 前向走 進む先に何が待っているのかは分からないが 前に進む

 さよなら長生高校 さよならSSH そしてさよならオレの最後の夢 ・・・
コメント (2)
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