Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

台北の夏再び6・L老師

2018年08月25日 | 台湾
桃園25:50発の飛行機で,朝6:10無事成田に帰着!
今回はいろんな人たちに会えて,日本語で中国語で,いっぱいおしゃべり出来て,本当に充実した旅行になった。お世話になった全てのみなさんに謝謝! 特に昨日まるまる一日一緒に過ごして下さったL先生には,心から感謝を伝えたい。


三峽老街の名物パン屋さんの店先にて,右がL先生

 現任校は,台湾の桃園市内の高校と姉妹校関係だが,L先生は長年その学校で勤務され,数年前に教職から退かれた方。

 この5月のある日,日本旅行のついでに本校に立ち寄られた際に,初めてお会いした。中国語が話せない教頭・校長がちょっと困っているようなので,ちょっと通訳的な感じで20分ほど立ち会ったが,直後授業があったので,ホント挨拶程度の会話だった。

その後Facebookを通じて,何度かやりとりをしたが,まだちょっとした知り合いくらいの関係なので,今回あえて台湾に行く話は彼に伝えていなかった。ところが,私がFB上で「台湾来たー」という書き込みをしたとたんにコメントをくださった。「台湾に来たの?」「ホテルの名前は?」「予定あいてる日は無いの,車で迎えに行くよ」

ちょうど,24日(最終日)は,特に予定が無かったので,お言葉にあまえることにした。

昨日午前9時過ぎ,ホテルの前で先生と再会,その後ほぼ12時間一緒に過ごした。車中で語り合い,連れて行って頂いた場所で,説明を聞き,食事をし(なんと全部おごってもらってしまったniko),ご自宅でお茶をごちそうになり,最後空港まで送り届けてもらった。
台湾の人,なんて親切なの!

郊外の三峽老街,日本統治時代に作られた古い町並みが素敵だ


老街にあった古く立派な寺廟,先生が彫刻など説明して下さった


一日中,頭をフル回転させて中国語しゃべったので,空港に着くともうぐったりだったんだけど,この上無く心地よく,充実感のある疲れだったwink

 先ほどFBをチェックしたところ,L先生がすでに昨日のことをアップしていた。この文章の日本語訳を紹介して,この素晴らしい旅の締めとしたい。みなさーん,ホントありがとー!


学びあい,助け合い、讃え合う─日本人の友人


昨日は日本人の友人を乗せ車を走らせ,三峡,石門ダム,大溪,陽明高校,桃園神社史跡を見学し,最後は我が家でお茶をふるまい,後空港まで送り届けた。

1日の行程はぎゅう詰めで,友人はきっと疲れたと思う。そういう自分も,空港から帰ってシャワーを浴びちょっと横になると,たちまち寝付いてしまい,気づくともう朝だったから,私も相当疲れていたのだろう。けれども彼との会話はとても楽しくて,お互い本当に良い一日になったと思う。

今年の5月,日本の成田にある姉妹校を訪ねたとき,Su先生は日本語混じりの中国語で,通訳をしていたので、今回こんなに中国語が上達しているとは思ってもいなかった。そこで道々,どうやって中国語を習得したのか聞いてみた。彼が言うには:まず短文をつくり,先生に添削してもらい,大きな声で声で朗読して,何度も何度も練習するのだという。なるほど!私もやってみるといいかもしれない!

私も日本語でいろいろ尋ねた。「これは日本語で何ていうの?」「あの看板の字は日本語だと何て読むの?」「この読み方で良いのかな?」すると,自分の発音にはまだまだ微妙に直さなければいけないところがたくさんあることがわかった。彼も一生懸命私と中国語で会話したので,夕食後の時間になると我が家でお茶を飲みながら、「一日中中国語を話したので、脳が疲れてきた」と言っていた。
 
こんな素敵な友と出会えたのは,とてもすばらしいことだ!なにせ互いに学び合うことができるのだから。この機会を利用して,台湾の文化を紹介しようと,私は彼を連れ路地を歩き回り,普通の食べ物や果物を食べさせた。国民外交は大上段に振りかぶってすすめるものではなくて、こんな素朴な実践こそが大事なのだと思う。

彼は言う「あなたは私にとって初めての台湾人の親友だ」と。ちょっと昔の記憶が蘇ったので,私は彼を家に招いた。広島におられる退職された先生を今まで3度訪ねたことがあるが,初めてリュックを背に彼の家に招かれたとき、先生は私に茶をふるまって下さった。見に余る待遇を受けてとても嬉しかったことを覚えている。私もまた真摯な気持ちでこの日本の友と接しようと思ったのだ。

実は今回Su先生が台湾にくることは事前に知らされていなかった。(成田の学校で会ったとき、ほんのちょっとしか話をしなかったから)。FBで彼が台湾に来てることを見つけたので、私が自分から連絡したのだ。ちょうど時間があり,桃園に来てもらいちょっと案内することができた。

私は旅行が好きだ。リュックを背に歩いているとき,地元の人の優しさに触れると,旅はいっそう楽しくなるものだ。もしこの土地で,外国からの旅行者に出会ったら,自ら進んで彼らに心をくだき,助けていきたいものだ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする