Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

日本語教育能力検定試験

2019年10月28日 | 日本語教育

さて,10月20~23日が修学旅行で疲れはしたが,24・25日が代休,そして26・27と土日なので実質4連休!休養たっぷりのはずなのだが,今日のsunQは疲労困憊hekomi…どうして???


そう!この10カ月勉強して来たのはこの日の為。10月27日(日)に行われた令和元年度日本語能力検定試験を受験して来たからである。
会場となったのは世田谷・三軒茶屋にある昭和女子大学。


なかなか綺麗なキャンパスで,試験のプレッシャーが癒された。

中にはこんなに素晴らしい庭園もある



日本語教育能力検定試験とは,日本語教師になりたい人,またはすでに日本語教師として働いている人を対象に,日本語教育の専門家として,知識や技能が基礎的な水準にあるかどうかを検定することを目的とし,公益財団法人 日本国際教育支援協会が年1回実施している試験である。

問題は大きく五分野から出題され,1社会・文化・地域(世界と日本,異文化接触,日本語教育の歴史と現状,日本語教員の資質・能力),2言語と社会(言語と社会の関係,言語使用と社会,異文化コミュニケーションと社会),3言語と心理(言語理解の過程,言語習得・発達,異文化理解と心理),4言語と教育(言語教育法・実技,異文化間教育・コミュニケーション教育,言語教育と情報),5言語一般(言語の構造一般,日本語の構造,コミュニケーション能力)と幅広い。ゼロから始めたら,やはり一年近くは学習時間が必要と思われる。

 sunQの場合は,この1月から,新聞折り込みチラシで有名なYouCanで学習を続けて来た。bikkuri しかし,修学旅行期間中は,さすがに勉強時間は取れなかったので,帰着後の3日間は,休みもそっちのけで最後の追い込み学習を行っていた。

 昨日の試験は,さすがに疲れたhi 

 午前中10:10~11:40は,試験Ⅰ。ここでは出題範囲の区分ごとの設問により,基礎的知識・能力,分析的知識・能力を測定する。

 午後13:15~13:45は,試験Ⅱ。ここでは音声媒体により,言語学習の音声的特徴に関する知識,瞬間的知覚・判断能力を測定する。

 午後14:40~16:40は,試験Ⅲ。ここでは出題範囲の区分横断的な設問により,日本語教員の現場対応能力,問題解決能力,統合的判断能力,思考能力を測定する。問題には400字程度の作文(論述問題)も含まれている。

朝9時の集合から,午後5時近くまで,ほぼ1日も続く試験なんて,共通一次試験以来だったかもしれないbe

 日本語教育について,初めて本格的に学習したsunQだったが,今までの様々な受験の経験から,検定合格のための秘訣は分かっている。とにかく徹底的に過去問を研究することである。

YouCanの薄いテキストでは,得られる知識は万全ではない。けれども合格のためのミニマムな知識は入っている。だから過去問と照らし合わせそのミニマム知識をパーフェクトに記憶することが合格への近道だと信じ,テキストと過去問の解説を何度も何度も読み合わせてきた。その成果やいかに?

 今日午後,某出版社のHPに解答速報がUPされていたので,おそるおそる採点してみた。
すると…            

 試験Ⅰ100点中77点 試験Ⅱ40点中32点 試験Ⅲ80点中60点 作文を除いて得点率77%!

 例年合格最低点は70%前後といわれてるらしいから,これ行けるんじゃない?

正式な結果発表がある12月末まで予断は許さないが,とりあえず力は出し切った感覚があるので,まずは良しとしよう。

 最近は中国語の勉強よりもこっちの勉強の方を優先させてきた。明日からは,また中国語の勉強中心の日々に戻れるのが嬉しい。ちょっと疲れが癒されたような気がする月曜の夜である。


 自己採点結果をもう一度チェックしながら,祝杯!お疲れ様,sunQ

 

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