Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

自由研究

2008年09月04日 | 理科
 今年中学生になった息子だが、いつまでたっても夏休みの宿題をやらない。休み終了間際のある朝、チェックしてみると、英単語のかきとりと数学のワークが3分の1くらい残り、作文と自由研究は手付かずでまるまる残っている。「今まで何をやってたんだ!」と怒り爆発、部活へ行くのをやめさせ、二日間カンヅメ状態で机に向かわせ、ようやく終わりが見えてみたのが31日夕方の7時、いよいよ理科の自由研究に着手することになった。

 実験テーマは「過冷却水」。水はふつう0℃で氷になるが、安定した場所で穏やかに冷却すると-10℃になっても凍らずに液体の状態を保つ。これが「過冷却水」である。父はもっと簡単なテーマにしたかったのだが、息子はインターネットで見たこの実験がどうしてもやりたいというので仕方なくつきあうこととなった。


ただいま実験中




 プラスティック製の容器に氷いっぱい水少々を入れ大量の塩をふってかきまぜるとたちまち温度は-10℃以下に・・・・(氷に塩振ったってせいぜい-5℃くらいまでしか下がらないと思ってた私はイケない教師です)。この容器内に水を入れたペットボトルを浸し、過冷却水にする。



浸して待つこと30分、ペットボトル内の水温は-3℃だが、中はまだ凍っていない。
これが過冷却状態だ。


写真ではわかりづらいが、小さな氷片をいれてやると、過冷却状態が解け、みるみるうちにボトル全体が凍りついた。

 物理的衝撃を与えることで過冷却状態を解くこともできるらしいが、今回は時間が無く、試すことができなかった。ドンと叩くと水が凍りつく・・・・楽しそう!一度授業でやってみようかな。

子供の監督がてら、不承不承始めた実験だが、やってみるとなかなか興味深く、楽しんでしまった。「負うた子に教えられ・・・」ってところか?

なんだかんだで実験を終えたのは夜10時過ぎ。連日夜中まで宿題に取り組んだ息子の疲労の色は濃く、とりあえず寝かせ、研究のまとめは翌朝やらせることにした。

しかし、いくら泥縄で始めた実験とはいえ、1時間程度でまとめられるはずはなく、結局提出したのは翌日・・・情けない

子供の計画性の無さを反省させたことはもちろんだが、監督する親の方にも計画性が必要であったと反省するばかりである。 (あー気をもんで疲れちゃった)


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