前回の記事でふれたが、4月1日生まれである。
今はあまり使われなくなったが、幼い記憶でいうところの「4月バカ」の日。
それで、子供の頃は「4月バカ」とことさらバカの部分を強調してからかわれたものだ。
また、新学年、新年度など、正月に次いで節目となる日でもある。
遠い昔の話だが、初めての入社式も4月1日で、
自分の誕生日に絡めた挨拶スピーチをしたことを今でも鮮明に覚えている。
そんな4月1日の夜、家族、さらには妹家族も飛び入り参加して、誕生パーティを開いてくれた。
誕生祝いなど子供の行事だといったんは遠慮するのだが、
今は長く生きた記念日だからと言われると、そう無下に断ることもできなくなるものだ。
ところで、4月1日生まれは「早生まれ」で学年でいう最後の日となることをご存知だろうか。
つまり、学年のくくりは4月2日から翌年4月1日生まれ迄となっている。
最近は知らないが、私が小学生だった頃、学校行事での整列は生年月日順のことが多かった。
それで、クラス替え後の整列では、生徒それぞれが立ち位置の確保に手間取ったものだが、
私に限っては、煩わしい思いなどすることなく、さっさと最後尾に回ればよかった。
さて、前置きが長くなったが、なぜ4月1日生まれが学年最後となるのか...
知っているようで知らない話、題して、「4月1日の怪」。
教育基本法では、小学校への入学は、満6歳になった翌日以降、最初に到来する4月1日と定めている。
「翌日以降の4月1日」とあるから、4月1日生まれの就学は「1年後となる」...誰もがそう考えるはずだ。
ところが、ここで問題となるのが、「満6歳となった日」のこと。
実は年をとるにも法律に従わなければならず、それを定めるのが「年齢計算ニ関スル法律」で、
いわく「年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算ス」とある。
ちょっとややこしいが、生まれた日を1日目と起算しろと定めている。
したがって、4月1日生まれの子が満1歳となるのは365日後(閏年なら366日後)、
つまりは翌年の3月31日となる。
これでおわかりと思うが、その子が満6歳になるのも3月31日で、
その翌日の4月1日にはめでたく小学生となる。
このカラクリ、いわば、教育基本法「空白の一日」。
そして、かく云う私も教育基本法の虚をついて、一年早く就学したことになる。
ん?
「空白の一日」といえば、それを巧みに利用して意中の球団に入団した同学年の投手がいた。
高校時代から「怪物」と言われた彼だが、同学年のよしみであえて実名は控える。
「怪物」でもないが、私の同学年には各界で名を成した人が多い。
同じスポーツ界では、昭和の大横綱、千代の富士関。
ボクシング最多防衛記録保持者の具志堅洋高。
歌舞伎界では、大名跡、十八代目中村勘三郎。
名を成したかどうかは別にして、桑田佳祐、郷ひろみも同学年だ。
なんとなく話が怪しくなってきたので、振り返って自分のこと。
せっかくの「空白の一日」を利用して1年早く就学したものの、
そのアドバンテージを活かせず、「普通の人」である。(ことわるまでもないが)
折にふれての選曲。
ニルソンの名曲をスリー・ドッグ・ナイトがカバーした「One]
One - Three Dog Night
4月1日が早生まれ・・。だからをわざと4月2日生まれにした同級生?がいました。
子供の頃の一年の差って大きいですものね。
今もそうなのでしょうか・・。
あらら~お年が~~郷ひろみと~^^
怪物さんと同級生なんですか?大活躍した人がいるって嬉しいですね。
遅くなりましたが、おめでとうございます(^O^)/
4月1日の怪、まったく知りませんでした。
というか、4月生まれの友達いないかも?友達少ないからかも(^^ゞ
以上、年下のawaより(笑)
なるほど。誕生日をずらした人もいましたか。
でも、この一日大きいですよね。
学年が変わるわけですから、大げさに言えば人生も変わるかも。
そう。郷ひろみと同学年です。
関西にちなんでいえば…
宮川花子さんも。
催促したようで恐縮です(笑)
4月1日が早生まれとなることご存じありませんでしたか。
飲み会などの話題ネタで覚えておきましょう。
(だからどうだ?...ということになるかもしれませんが)
以上、年上のjurakuより。