夜明け前の薬師寺。
2022.10.16 5:13 SONYα7S2 70-200㎜ F2.8G (70㎜ f7.1 10sec ISO1600 )
タイトルの「凍れる音楽」のこと。
明治初期に来日し、日本の美術を広く世界に紹介したアメリカ人哲学者。
アーネスト・フェノロサが薬師寺東塔の美しさを評した言葉として伝わっている。
その言葉の解釈も、そもそもフェノロサによる表現だったかについても諸説あるようだが
それはさておき、裳階(もこし)を挟む三層の塔に
音楽が持つ韻律にも似た美しさを感じることから
そう形容されることになったらしい。
当時、西塔は存在していない。昭和になって再建されているからだ。
ひとつが再建された塔だとは言え、ふたつの塔が並ぶ姿のほうが
さらに景色の韻律を高めるようで断然美しいと思う。
もし、フェノロサがこの光景を眺めたなら、なんと形容しただろうと
答えのないことを想像しながら、この光景を楽しんでいたのである。
そして。
さらに「凍れる音楽」の風景を引き寄せてみた。
2022.10.16 4:50 SONYα7S2 70-200㎜ F2.8G (200㎜ f5.6 6.0sec ISO1600 )
その美しさを間近感じていただけたなら幸いだ。
久しぶりの選曲。
のんびりと古都を眺めた気分に美しいメロディと韻律の整った歌詞を重ねてみた。
原 由子 花咲く旅路
韻を踏むは、分かるんですが・・・・
今日、お稽古なんで先生に聞いてみようかな~
塔は一つより二つの方が、確かにきれいですね。
水面に映ったのが幻想的です。
確かに私たちには理解しがたい結びつきですよね。
ただ、この表現(感覚かも)はフェノロサに限らず
西洋には昔からあるようです。
久しぶりに二つの塔が並ぶ景色を眺めました。
西ノ京に近づき、この景色が見え始めた時は
胸が高鳴りました。
素晴らしいです!!!!
思いが籠もった写真達。
どちらも視点が美しく、また水面の穏やかさも相まって落ち着く一枚です。
また、ここに行きたいな〜と思っています。