この時期の北陸としては貴重な快晴の一日だった。
その陽気に誘われて三国海岸へと向かったのだが
何かはっきりとした撮影意図があったわけではない。
夕刻の空が気にならなくもなかったが
天気が良すぎるとかえって空が焼けないことを経験上知っている。
だから、特別な光景を期待したわけではなく「陽気に誘われた」だけ。
ただの物見遊山だったとも言える。
さて、渚に着いてみると
快晴の空とは裏腹に海がずいぶんと荒れていた。
その海を眺めていたのだが、しばらくして
押し寄せる波を逆光で撮ってみようと思い立ち
角度的にエッセル堤の背後に陽が落ちる場所へと移動し
そこで陽が傾くのを待つことにした。
果たして...。
陽が低くなるに連れて、高波の合間を縫うように光跡が現れた。
さらに光跡は波の動きに任せて右へ左へとせわしなく揺らぎ始めてもいて、
それは、まるで海に表れた道のように見えたりもした。
三国サンセットビーチ(福井県坂井市) 2022.11.27 15:37 SONYα7R3 E150-500mm(150mm f18 1/400sec ISO100)
これからの時期、北陸では毎日のように雨か雪が降る。
さらに海には強い北西の風に煽られた高波が押し寄せる。
つまりは、この日の海が今年の撮り納めだったかもしれないのだ。
そんな寂しげな感情をこの景色に映しながら
刻々と輝きを失っていく光の道にシャッターを切り続けていた。
色と光の感じで、暖かく感じたりします。
今日はもう、寒くて寒くて外はどんよりとした暗い色だし、余計に寒く感じます。
この冬も又、大雪になるのかなあ?
雨ですが、ときどきあられも混じります。
冬の天気は大別すると湿った日本海側と
乾いた太平洋側と思っていますが
その境が琵琶湖の真ん中あたりではないかと思っています。
つまり、hirorinさんのところはギリギリ日本海側。
お互い長い冬に耐えましょう!
光りの道、眩いです。
見た目より金色に流れました。
メーカーによって癖があるものですね。