高野山に参詣するには、当然ですが昔の人は歩いて登りました。
高野山への参詣道は主に七つの道があり「高野七口」とよばれていました。
(2020年にその一つの「京大坂道」を途中まで歩いたことがありました。)
今回は「町石道(ちょういしみち)」とよばれる空海さんが歩いた道を少しだけ歩いてみました。
「町石道」は全長約19.5キロもあり、時間も約8時間かかる健脚向きの道です。
以前から一度は歩きたいと思っていましたが、今回やっとその一部を歩くことができました。
町石道の起点となるのが九度山町にある慈尊院です。

空海さんのお母さまが住まわれていたそうで、空海さんが月に9度、山から下りて会いに来られたそうです。

そこから九度山という地名になったとか‥。九度山は真田幸村でも有名になった所です。

慈尊院は女人高野ともよばれ、子授け、安産、育児、良縁などの御利益があるようです。

慈尊院から丹生官省符神社へと続く石段です。この途中に一つ目の町石があります。

町石道登山口の石碑です。「にうかんしょうぶじんじゃ」と読みます。

石段の中ほどに記念すべき一つ目の町石がありました。
これが180町石です。ここから高野山の根本大塔の1町石まで町石道は続きます。

丹生官省符神社です。

179町石です。町石は1町(約109m)ごとに建てられているので、すぐに次の町石があらわれます。

これは読みづらいです。町石はもとは木製だったのが鎌倉時代に石造りになりました。
しかし、長い年月の間に風化したものもあります。

一面の柿の木の中をゆきます。このあたりは柿の名産地です。

チャノキがありました。椿の仲間です。

竹林の中にある町石です。歴史を感じる道です。

道標もあり迷うことはないと思います。
出発前に観光協会で聞いたのですが二、三日前にも熊の目撃情報があったそうです。

昔の人は1町ごとに合掌したそうです。この道が祈りの道、信仰の道というのを実感します。

柿の木の間から景色が見えてきました。

166町です。展望台は165町にあります。

展望台に到着です。紀ノ川の流れがよく見えました。

遠くには高見山も見えました。慈尊院から約45分、今回はここまでとしました。

町石道のマップで確認すると、今回歩いた道はほんのさわりの部分でした。
それでも町石道の雰囲気を味わうことはできました。
このあと車で移動しながら60町付近や最後の1町あたりを訪ねました。
<つづきます>
※訪問日 2024.11.6
高野山への参詣道は主に七つの道があり「高野七口」とよばれていました。
(2020年にその一つの「京大坂道」を途中まで歩いたことがありました。)
今回は「町石道(ちょういしみち)」とよばれる空海さんが歩いた道を少しだけ歩いてみました。
「町石道」は全長約19.5キロもあり、時間も約8時間かかる健脚向きの道です。
以前から一度は歩きたいと思っていましたが、今回やっとその一部を歩くことができました。
町石道の起点となるのが九度山町にある慈尊院です。

空海さんのお母さまが住まわれていたそうで、空海さんが月に9度、山から下りて会いに来られたそうです。

そこから九度山という地名になったとか‥。九度山は真田幸村でも有名になった所です。

慈尊院は女人高野ともよばれ、子授け、安産、育児、良縁などの御利益があるようです。

慈尊院から丹生官省符神社へと続く石段です。この途中に一つ目の町石があります。

町石道登山口の石碑です。「にうかんしょうぶじんじゃ」と読みます。

石段の中ほどに記念すべき一つ目の町石がありました。
これが180町石です。ここから高野山の根本大塔の1町石まで町石道は続きます。

丹生官省符神社です。

179町石です。町石は1町(約109m)ごとに建てられているので、すぐに次の町石があらわれます。

これは読みづらいです。町石はもとは木製だったのが鎌倉時代に石造りになりました。
しかし、長い年月の間に風化したものもあります。

一面の柿の木の中をゆきます。このあたりは柿の名産地です。

チャノキがありました。椿の仲間です。

竹林の中にある町石です。歴史を感じる道です。

道標もあり迷うことはないと思います。
出発前に観光協会で聞いたのですが二、三日前にも熊の目撃情報があったそうです。

昔の人は1町ごとに合掌したそうです。この道が祈りの道、信仰の道というのを実感します。

柿の木の間から景色が見えてきました。

166町です。展望台は165町にあります。

展望台に到着です。紀ノ川の流れがよく見えました。

遠くには高見山も見えました。慈尊院から約45分、今回はここまでとしました。

町石道のマップで確認すると、今回歩いた道はほんのさわりの部分でした。
それでも町石道の雰囲気を味わうことはできました。
このあと車で移動しながら60町付近や最後の1町あたりを訪ねました。
<つづきます>
※訪問日 2024.11.6