はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

若桜鉄道安部駅へ(寅さんの旅した風景)

2017-01-06 18:07:05 | 知らない街をぶらり
米子から鳥取へは、山陰自動車道を走りますが、一般国道(9号線)の自動車専用道路といった感じです。山の方を走っているかと思えば、海辺も走ります。米子あたりでは、大山が見えるのを期待したのですが、残念ながら厚い雲に隠れたままでした。
浜村海岸のあたりで海がよく見えるところがありました。冬の日本海といった空と海の色です。


夏は海水浴で賑わうのでしょうか?今は誰もいません。ただ風が吹いているだけでした。


鳥取市内の手前で、国道9号線と別れて国道29号線に入ります。30分ほど走れば、山間のどこにでもある日本の風景が広がります。やがて、安部駅に到着です。
安部駅は、若桜(わかさ)鉄道の駅で、映画『男はつらいよ~寅次郎の告白~』でロケ地になったところです。(1991年12月公開)


私は、寅さんが好きで、映画のロケ地も機会があれば訪れています。これまでにも、愛媛の下灘駅や長野の別所温泉駅などを訪れました。


映画のラスト近く、このホームで寅さんは、ポンシュウ、サブと一緒に列車を待っていました。


ホームには寅さんの案山子がありました。帽子とトランクが違うようですが…。


本当は若桜鉄道の列車も撮りたかったのですが、駅に着いたのが2時だったので、1時間近く待たねばならず諦めました。


駅舎もなかなか雰囲気のある建物でした。無人駅ですが、中では美容院が営業していました。


駅舎に掲げられた看板には、「みんなで乗ろう」と書かれています。若桜鉄道は、昨年ピンクのSLが話題になったようです。


列車を待つ人もいないホームです。列車もやって来ませんが、寅さんが、ふと現れそうです。


♪線路はつづくよ どこまでも 野をこえ 山こえ 谷こえて…


鉄道の旅ならよかったのですが、まだまだ大阪までは遠いです。鳥取自動車道に入ったので、けっこう早く帰ることができましたが。

おしまい。


今年の初旅は島根から

2017-01-05 17:55:55 | 知らない街をぶらり
今年も、私のぶらり旅がはじまりました。今回は、3日・4日と島根方面を旅してきました。
3日、まずは義母を広島に送って行きました。無事に送り届けて、そこからが旅のはじまりです。とりあえず、松江に向かうことにしました。
私の愛車エクストレイルは、ついに14万キロを超えてしまいました。それでも元気に走ってくれます。ところが、カーナビが古いので(一度は更新したのですが…)新しい道路は案内しません。それでも尾道松江線松江道を通って松江に入ることができました。(ナビは道無き道を進んでいましたが。)
松江に着いたのが5時過ぎだったので、残念ながら、日本夕日百選の宍道湖の夕日には間に合いませんでした。


ビジネスホテルも取れたので、夜は居酒屋で美味しい山陰の食と地酒を堪能しました。(残念ながら写真はありません。)

4日は、美保関をめざします。松江市内はもう何回も来ているので、今回はパスです。実は、美保神社も訪れたことがあるのですが、あまりにも印象深かったので再訪することにしました。
松江から右手に中海を眺めながら進むと、やがて境水道大橋が見えてきます。対岸は、水木しげるロードのある鳥取県境港市です。この橋の近くに「ベタ踏み坂」のCMで有名になった江島大橋もあります。


そこからしばらく走ると、美保関に到着です。ここには、美保神社があります。


出雲の神社は、どこも大きくてりっぱですが、この美保神社も堂々としています。ここには事代主神(ことしろぬしのかみ)=えびす様がまつられており、「えびす様」の総本宮と言われているそうです。


この眺めが見たくて、また来てしまいました。


鳥居越しに見える海は神話の世界でもあるのです。この海(宮灘)で、古事記や日本書紀に伝えられている国譲り神話をもとにした祭礼が行われます。機会があればぜひ見学したいものです。
そんな神聖な海も、イカをさばく女性と、それを目当てに集まるウミネコ?で賑やかでした。


イカの一夜干しが、漁師町の風情ですね。


1枚500円、おいしいイカ焼きでした。


美保神社の前には、「青石畳通り」があります。この石が敷設されたのは江戸時代後期だそうです。この地は、江戸時代、北前船の西回り航路の寄港地として栄え、50軒ほどの回船問屋が集まっていたそうです。


与謝野鉄幹・晶子夫妻、高浜虚子など、文豪も多く訪れた旅館やお店が並んでいます。


江戸時代にタイムスリップしたような風情です。


三が日は、お詣りの人でたいへん賑わっていたそうですが、4日もそこそこの人がお詣りに来ていました。港でウミネコの流し撮りにも挑戦しましたが、すべて失敗でした。しかたがないので、留まっているウミネコ?に別れを告げて、美保関をあとにしました。


次は、鳥取県にある若桜鉄道の安部駅に向かいます。

今年の初詣は西本願寺へ

2017-01-02 20:20:20 | 寺社めぐり
今年の初詣は、西本願寺に行きました。いつもは地元の神社に行くのですが、今年は広島から義母が来ていることもあり、車で西本願寺へ行くことにしました。
名神は、2日というのに早くもUターンの車で混んでいました。おかげで、吹田から京都南まで1時間近くかかりました。
西本願寺の駐車場には、けっこう多くの車が停まっていましたが、境内は意外と空いていました。なにしろ広いお寺ですからね。


11月の終わりに訪れた時には、黄金色の葉っぱをつけていた大イチョウも、すっかり冬のたたずまいです。


西本願寺には、阿弥陀堂(国宝)と御影堂という大きなお堂があります。さすが、全国の浄土真宗本願寺派の本山です。
しっかりと今年のお願いをしようと思っていたのですが、お堂の前に立つと、ただ合掌して「南無阿弥陀仏」と唱えただけでした。


御影堂から少し奥へ行くと、国宝の唐門があります。飽きずに一日中でも眺めていられるということで「日暮門」と呼ばれているそうです。


拡大画像です。職人技が細かいです。



2017年も二日が過ぎてしまいましたが、今年はどんな年になるんでしょうね?
大きな災害が起こらないことを願います。世界中から戦争や紛争が無くなることもお願いしたいです。
私的には、元気にいろんなところを歩きまわれたら幸せです。(写真も上手くなりたいものです。)