はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

冬の長居植物園に行って来ました(その1)

2017-01-13 19:39:39 | 花めぐり
花の名前の話をしていたら、急に花が見たくなって、長居植物園に行ってしまいました。今までは入園料が200円でしたが、私も晴れて無料(65歳以上大阪市内在住)になりました。
去年の1月末にも訪れているのですが、今回は、真冬の植物園でどんな花と会えるのでしょうか。

まず出迎えてくれたのが、花壇に咲いていたアイスチューリップです。


冬の日の木漏れ日が当たって、なんとなく暖かく感じる園内を歩いていきます。


やって来たのは、菜の花畑です。まさに見ごろの寒咲花菜でした。


この後ろに、雪をかぶった山でもあれば絵になるのですが、なにしろ町の中の植物園なので贅沢は言えません。


すぐ横には、ソシンローバイが咲き始めていました。あたりには、ローバイのいい香りが漂っていました。


今月末に、飛鳥の八釣の里に行きたいと思っています。でも、ローバイだけをアップして撮ったら、どこで写しても同じなんですが…。


ウメやニホンズイセン、クリスマスローズも咲いていましたが、それらは次回にして、今回は、鳥の写真も撮りました。(シャレとちがいますよ)この日は、いつものFUJIFILMではなくて、CANONを持っていったのがラッキーでした。レンズを2本持っていったのですが(CANON24-105mmとTAMRON70-300mm)この70-300mmが役に立ったのです。
カワセミがいたんですよ。はじめてのカワセミの写真です。300mmでも小さいですね。


鳥を撮る人達はバズーカ砲のようなレンズをつけていますからね。ということで、私は鳥ミング、いやトリミングです。


花を見に来たのですが、思わぬ鳥まで見られてラッキーでした。鳥を撮っていたら、FUJIFILMの望遠レンズが欲しくなりましたが、そのレンズ100-400mmは20万近くするのです。200円の入園料が無料になって喜んでいるようではとても無理な話ですね。

※訪問日 1月12日

<つづきます>

中之島のレトロビルをぶらり(ダイビルの巻)

2017-01-12 20:15:15 | 大阪のまちをぶらり
中之島は江戸時代、蔵屋敷が建ち並び、天下の台所として栄えたところでした。現在、蔵屋敷は高層ビルに様変わりしましたが、今も大阪の経済の中心地であることにはかわりがありません。
そんな中之島を、レトロなビルを訪ねてぶらりとしました。まずは、ダイビルに向かいました。田簑(たみの)橋から見たダイビルです。高層ビルの中にポツンとあるのがダイビルです。


もう少し近づいてみましょう。ダイビルとは大阪ビルヂングの略称です。


ダイビルは1925年(大正14年)に建てられたビルヂングです。今見ても、モダンな建物ですね。(ネオ・ロマネスク様式というそうです)よく見ると、下の古い部分と、上の新しい部分とがあるのがわかりますか?実は、2013年(平成25年)に建て替えられたんです。


建て替えと言っても、歴史的な建造物保存の観点から、旧館に使われていたレンガの85%と石の装飾彫刻を再利用したそうです。


あのヴォーリズ設計の心斎橋大丸百貨店も、こんな感じで建て替えられるのでしょうか?


しかし、昔の建物はいちいち凝った造りですね。こういう装飾が時代の流行だったんでしょう。


この彫刻も無事に復活したようです。「鷲と少女の像」と言うらしいです。


ビルの正面です。彫刻も照明も実にモダンですね。中にはレストランやカフェもあるようです。


訪れたのは、1月9日です。休日だったので、日頃はビジネスマンが行き交う街もひっそりとしていました。
このあたり、江戸時代に蔵屋敷が建ち並び、商人が行き来していた所とは、今では想像がつきませんね。
もう少し堂島川に沿って、レトロビルをぶらりとすることにしましょう。

<そのうち、つづきます>

ヒマラヤユキノシタと老爺柿

2017-01-11 20:20:25 | 花めぐり
先日の「河原町今出川をぶらり」で、相国寺の庭に咲いていた花を紹介しましたが、ヒマラヤユキノシタという名前でした。
教えてくれたのは、タカさんです。いつも名前のわからない花の名前を教えていただいています。


ところで、ヒマラヤユキノシタとは素敵な名前ですね。ヒマラヤと聞くだけで、あのヒマラヤ山脈の映像が思い浮かびます。実際、ヒマラヤが原産地だそうです。ヒマラヤ山脈の麓に咲いていた花が、どんな経緯で京都の禅寺に咲いているのか、想像するだけで楽しくなりますね。


もうひとつ名前のわかったものがあります。昨年の秋に嵯峨野を訪れたときに常寂光寺で見た柿のような植物です。


今年の年賀状で、仕事の先輩でもあり渓流釣りもご一緒させていただいた Iさんから、「老爺柿(ろうやがき)」と教えていただきました。ありがとうございました。
調べてみたら、この柿は渋くて食べられないそうです。盆栽にして楽しむようです。


それにしても、私は植物の名前がなかなか覚えられません。最近、写真を撮るようになってから、やっと、いくつかの名前を覚えましたが、まだまだ知らない花の方が圧倒的に多いです。せめて山に登った時のために、高山植物の名前をがんばって覚えたいと思います。
これからも、時々花の写真をアップしますが、名前が書いてないときは、わからないと言うサインですので、またよろしくお願いします。


えべっさんに行ってきました

2017-01-10 19:50:05 | 大阪のまちをぶらり
えべっさんに行ってきました。大阪には、今宮戎神社という大きい戎神社もありますが、私が行ったのは、近場の堀川戎神社です。ここも古くからある戎神社です。
今日は十日戎と言って、1月10日(前後)に行われる戎社の祭礼です。商売繁盛の神様とされる戎神を奉って商売繁盛を願います。我が家は商売をしていませんが、それでもこの時期には、えべっさんにおまいりします。


天神橋筋3丁目商店街から西に進むと、阪神高速の下に堀川戎神社があります。阪神高速の通っているところが昔、堀川が流れていたところです。参道?には、屋台が並んでいます。


さすが、えべっさんです。えびす顔があふれます。


そう言えば、正月に訪れた美保関神社の祭神の事代主神も戎神と言われていました。まあ難しいことはさておき、エビスビールの顔が一番身近に感じるえべっさんですね。


えべっさんと言えば、「商売繁盛で笹持って来い!」の掛け声ですね。「持って来い!」なんて偉そうに聞こえますが、これは神様が言っておられるので…。「笹を持ってきたら、商売を繁盛させてあげる。」ということです。


この福笹ですが、けっこうお高いようです。私は買いませんが…。


復興(ふっこう)戎ですが福興(ふくおこし)戎として、みなさん撫でていました。なんでも上手く読み替えますね。


境内はお世辞にも広いとは言えませんが、参拝するのに10分ほどかかりました。


参拝者の行列の横では、福娘が福笹を買い求めた参拝客のために、鈴を振りながらお祈り?をしています。その掛け声が、よく響くのです。


「商売繁盛、家内安全、おかぐらあ~!」と絶唱していました。


景気がなかなかよくなりませんが、えべっさん、今年はたのんまっせ!

河原町今出川あたりをぶらり

2017-01-08 13:55:55 | 京都をぶらり
晴天に恵まれた7日の土曜日、京都をぶらりとしました。
先ずは、渓流釣り仲間のヒゲさんに新年のご挨拶に伺いました。ヒゲさんは、京都を発掘して40年になりますが、今も発掘調査を続けています。この日も発掘作業中ということで、発掘現場に寄せてもらいました。出土品も見せてもらいましたが、素晴らしい物でした。織部焼の鉢だそうです。けっこう出土するそうですよ。


天目茶碗も出てくるようです。欠けていなかったら値打ちのある物なんでしょうか?


歴史の勉強はそれまでにして、次は歩いて10分ほどの河原町今出川をめざします。そこには「出町ふたば」というお店があります。「豆餅」が有名で、いつも行列ができるお店です。ところが、行列が見えません。残念ながら、正月休みのようでした。ここを目当てにやって来る人も多いようで、みなさん「休みか」と、残念がっていました。

しかたがないので、下鴨神社にお詣りすることにしました。途中に河合神社があります。入口には「女性守護 日本第一美麗神」と書かれていました。まさに女性に味方の神様なのです。


「鏡絵馬」という絵馬がたくさん奉納されていました。これは絵馬にあらかじめ描かれている顔に、美しい女性になれるように願いを込めてお化粧をするのだそうです。美人がたくさん増えるといいですね。


河合神社から下鴨神社へは、「糺の森」(ただすのもり)の中の参拝道を歩きます。この糺の森ですが、横にある馬場で、5月3日に流鏑馬神事が行われるそうです。aunt carrotさんのブログを拝見してから、流鏑馬の様子を撮りに行きたいと思っているのですが、当日はなかなか混雑するようです。


1月4日には蹴鞠はじめの行事が行われたようです。本殿の前には言社(ことしゃ)があり干支の神様がまつられています。今年は酉年だからでしょうか、酉の神様に行列ができていました。


本殿の隣にある三井神社にもお詣りをして、下鴨神社をあとにしました。


再び鴨川を渡って、昼食のお蕎麦を食べに行きます。「出町ふたば」の横の商店街の突き当たりにある司津屋さんです。


どうですか、白くて細めのお蕎麦です。香りも、のど越しも最高でした。ついでに玉子丼もいただきました。


お腹も満たされたので、もう少しぶらりとします。御所の北側を今出川通に沿って歩くと、右手に相国寺が見えてきます。同志社大学に隠されているようなお寺です。


お庭に咲いていたお花です。


相国寺は、さらっと通過させていただきました。最後は、京都御苑を歩いて帰路につきました。しかし、京都御苑はいつ見ても広いところです。


以上、河原町今出川あたりをぶらりの旅でした。

※今回は「出町ふたば」の豆餅は、残念ながら食べることができませんでしたが、以前に行ったときのお土産の写真がありました。