はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

飛鳥歴史公園散策(紅葉の中尾山古墳)

2024-12-11 19:15:15 | 明日香をぶらり
音羽山観音寺を訪れたあと、談山神社のある多武峰を超えて明日香へとやって来ました。
壺阪寺から歩いて高取城に行こうかと思ったのですが、先ほど山歩きをしたばかりなので、いつもの明日香散策にしました。
やって来たのは国立飛鳥歴史公園です。高松塚古墳がある所と言った方がわかりやすいかもしれません。

まず訪れたのは中尾山古墳です。ここには飛鳥歴史公園に来たら必ず立ち寄る古墳です。


なんと紅葉が見ごろでした。


まさか古墳で紅葉狩りができるとは思ってもいませんでした。


見事な紅葉でした。


中尾山古墳なんですが、とても興味がある古墳のひとつです。


なぜ興味があるかと言えば、こちらが真の文武天皇陵と考えらているからです。
文武天皇は天武・持統の孫で、聖武天皇の父親です。大宝律令などを定めた天皇です。


この古墳は発掘調査の結果、八角形をしていたということがわかっています。


当時の天皇陵は八角形で造られていました。


終末期古墳ということで、ここも小さな古墳です。


石槨も小さな物だったようです。これは文武天皇が火葬されて骨壷を納めた記述とも当てはまるそうです。


ここまでわかっているのですが、宮内庁は現在治定(じじょう)されている文武天皇陵から変更することはないようです。


そのおかげで、こんな間近で天皇陵が見られるのです。
まあこんな例はたくさんありますが、それが面白くて歴史の勉強は飽きることがありません。


中尾山古墳から続く尾根筋を歩いています。


谷一つ隔てた尾根から中尾山古墳を眺めました。


次はこの尾根筋にある高松塚古墳に行ってみることにしました。

※訪問日 2024.12.10

音羽山観音寺にお参りしましたが‥

2024-12-10 19:15:15 | 寺社めぐり
奈良県桜井市の音羽山観音寺に出かけました。






けっこう急坂を登り詰めるとお寺が現れます。
駐車場から標高差250mほど整備された林道ですが勾配がかなりあり
雨でも降っていたら下山時はすってんころりん必至です。







とここまでは、ブログ仲間の錫杖流のあとを追いかけたのですが、ここまででした。

詳しくはブログ「錫杖流」をご覧ください。




それではあらためて「はりさんの旅日記」をはじめます。

桜井から談山神社をめざす道から観音寺に行く道を少し上れば駐車場に着きます。


錫杖さんが行かれたのは11月中旬でしたが、この日は紅葉も終わりかけでした。


時代を感じる石碑が立っています。


ここから本格的な登り道がはじまります。


錫杖さんと同じ構図で撮りました(笑)


石仏には花が備えられていました。


テレビ「やまと尼寺精進日記」のように楽しそうな笑い声が聞こえて来そうです。


モノレールがありました。


この橋を渡ればもう少しで到着のようです。


音羽山観音寺のことは、家族で観ていたNHKの「やまと尼寺精進日記」で知っていました。
私よりも母親や連れ合いさんが行きたいといっていたのですが。


駐車場から歩くこと45分、お寺が見えて来ました。


ところがなんと、火曜日はお休みでした(ショック!)


ここから拝ませていただきました。
ということで錫杖さんブログを追いかける事はできませんでした。


上りは気が付きませんでしたが、下山で見ることができました。


駐車場まで戻って来ました。


こちらは車で入って行くところの看板です。


火曜日は休みだと書いてありました(笑)



お参りはできませんでしたが、以前から行きたかった音羽山観音寺に行くことができました。
また機会があれば火曜日以外にお参りしたいと思います。
ご住職にもぜひお会いしたいです。

※訪問日 2024.12.10

山バッチのこと あれから4年

2024-12-09 20:55:55 | 山歩き
今から4年前にこんなブログを作っていました。

「山バッジのこと」

私の若い頃、もう50年ほど昔ですが、山に登ると帽子やザックにバッジを沢山つけている登山者をよく見かけたものです。
ところが最近は見かけなくなりました。山バッジは山小屋の売店で売られているのですが。

2、3年前から連れ合いさんがピンズを集めるようになり、私も旅先で見つければ、お土産に買ってくるようになりました。

先日、ふと自分も昔に山バッジを集めていたことを思い出し、引き出しを探すと、奥の方から山バッジが出てきました。
最近のカラフルなピンズと違って、見るからに地味です。
そして、ピンズというよりはバッジという表現の方がぴったりな代物です。
刺すところもネジ式や安全ピンみたいになっています。
それでも、思い出深い「山バッジ」なので、100均で買ってきたコルクのボードに貼ってみました。

それがこの写真です。


上の12個がそうです。(下の蝶は別です。)もっとあったような気もするのですが。
中学生から高校生の頃に集めたものなので、金剛山や岩湧山、六甲山など近郊の山がほとんです。
引き出しの中で50年近く眠っていたので、なぜか愛おしく感じます。

社会人になってから、あちらこちらの山を登りに行ったのですが、山バッジを買う発想がありませんでした。
今から考えたら、惜しいことをしたと思います。

コルクのボードには、まだまだ余裕があるので、これからボチボチと山バッジを集めていくことにします。
連れ合いさんの土産にした山のピンズを返してもらおうかな(笑)

(2020.8.24)


それから4年が経ちました。
ボードは、こんな感じです


山には結構登ったのですが、バッジは気が向いたら買っていたのでそんなに増えていません。
それにしても最近の山バッジはカラフルになりました。
昔のバッジの方が味があっていい感じがします。

紅葉を追いかけて(スマホ編)

2024-12-08 20:15:15 | 紅葉
今回はスマホで撮った紅葉です。
実はブログの材料も無くなったので‥。

金剛輪寺の紅葉です。


金剛輪寺は1枚だけです。
スマホの写真は連れ合いさんに送るために撮っています。

永観堂の紅葉です。


私のスマホは古い機種ですが、それでも写真は綺麗です。


愛用のカメラより綺麗に写してくれます(笑)



先日(12/6)に行った四條畷神社の紅葉です。


見ごろでした。


スマホで撮った紅葉は以上です。

永観堂に行った帰り、お土産に村上重の千枚漬を買いに行ったのですが売り切れでした。

こちらは、高島屋で買った雲竜です。


私はお酒も大好きですが、甘い物も大好きです(笑)

飯道山で忍者の修行をしてきました

2024-12-07 19:15:15 | 山歩き
山岳信仰の拠点・甲賀忍者発祥の地といわれる飯道山(はんどうさん)を歩きました。
飯道山はタヌキの焼き物で知られる信楽町にあります。
実は出かける前日まで聞いたこともない山でした(笑)
しばらく山歩きをしていなかったので、いつものMさんと足慣らしに出かけましたが‥。

新名神高速道路の信楽インンターから5分ほど走れば登山口に到着です。
大阪を出る時は天気が良かったのですが、登山口に着くと今にも降り出しそうな空模様でした。
駐車場は我々の車だけでした。


看板には飯道山と飯道神社の謂れが書かれていました。


表参道という登山道を登って行きます。灯台躑躅が綺麗でした。


丁石もありました。


石仏があらわれると飯道神社も近いようです。


城門跡かと思う立派な石垣がありました。実はここにあった飯道寺の遺構です。
かつては、ここに20あまりの坊院が立ち並んでいたそうです。


展望があり、麓の集落や新名神高速道路が見えました。


岩の上に役行者の像がありました。


中世にかけては修験道の一大聖地として信仰を集めたそうです。


前日にユーチューブで予習をした時に、行場巡りがあるのを知りました。


ちょっと怖そうですが、せっかくなので行ってみることにしました。
今回は二人なので大丈夫です。


早速大きな岩場があらわれました。


「天狗の岩」だそうです。


振り返ると、道なのかどうかわからないルートです。


また前方に大きな岩が見えてきました。


「不動の押し分け岩」だそうです。


こちらは「平等岩」です。Mさんがチャレンジです。無事に登り切りました。
私も挑戦しましたが、途中までしか行けませんでした。年寄りに無理は禁物です(笑)


次々に難関が待ち受けます。「蟻の塔渡り」です。


「胎内くぐり」です。さすが甲賀忍者の修行の場だといわれるだけのことがありました。


ところが「胎内くぐり」を通過したあと、ルートがわからなくなってしまいました。
ピンクリボンも無くなりました。この行場巡りのルートはヤマップにもありません。
しばらく思案して、一度戻って安全なルートで飯道神社に行くことにしました。

そして無事に「東の覗き」に到着です。


三上山と琵琶湖も見えました。


ここでお昼のお弁当をいただきました。


「東の覗き」のすぐ下は飯道神社です。立派な社殿は国の重文に指定されています。


神社のすぐ後ろには磐座が。やはりここも御神体は磐座のようでした。(飯道山が御神体のようです)


神社から林道を30分ばかり歩くと飯道山の頂上です。


三上山が一段と大きく見えました。晴れていれば白山も見えるそうです。


ベンチもあったので、美味しいおやつでコーヒーブレイクです。


あとは、来た道を下山しました。その頃にはすっかり天気も良くなっていました。


結局この日はほかの登山者の姿はありませんでした。
この山はNHKの「にっぽん百低山で吉田類さんも歩いたそうなんですが‥。

飯道山は664mの低山ですが、歴史もありなかなか面白い山でした。
なんといっても、行場巡りがちょっとスリルもあり面白かったです。

※登山日 2024.12.4