時間をかけて読みました。
途中、図書館の返却期限が来たので、
一度返却して、
再度予約して、また借りてきて、
読み終えた続きのページから、
読みはじめたり…。
でもラストに近づくにつれて物語は、
俄然おもしろくなっていきます。
途中で断念して読み進めるのを
止めずによかった。
退屈しながらも
読み進めていく価値ありです。
原田いずみの性格の異常さには
恐ろしさがあります。
このような人格の壊れた人が
現実にいるとしたら恐怖です。
心の毒、社会の毒、環境にも潜む毒、
被害者、加害者、毒の連鎖…。
日常生活の中で気づかない毒、
「名もなき毒」。
毒にはもちろん遭遇したくはありません。
でも、知らず知らずに関わっていたり、
自分自身がなっていたりして。