10月15日まで
ロシア国立トレチャコフ美術館(モスクワ)と
シャガール家(パリ)の協力による開催。
ロシアとフランスで所蔵されている作品です。
初期の壁画『ユダヤ劇場への誘い』から
晩年の作品まで、約150点を展示。
(版画やタペストリーを含む)
《ユダヤ劇場への誘い》 壁画シリーズより

横8メートルもあります。
リズミカルな大胆な構図で
観る者に強い印象を残す作品です。
《音楽》 壁画シリーズより

バイオリン弾き、
このモチーフはシャガール絵画では
よく描かれています。。
音楽はシャガールにとって、
心のよりどころ。
ユダヤの結婚式には、
バイオリンはつきものだそうです。
《ゴーゴリとシャガール》
死せる魂 ニコライ・版画集より

ゴーゴリーの叙事詩の挿画です。
物語がよく分からないので
挿画によって内容を
想像するのはちょっと無理。
《2つの顔をもつ花嫁》

悲しみの顔と喜びの顔
2つの世界をこの花嫁は持っています。
表と裏、不思議な、
揺れる心理の世界です。
《サン=ポールの上の恋人達》

キャンバスから溢れ出す
あざやかで、
澄み切った原色の色彩。
絵から発する、
豊かな色彩のエネルギー。
色彩の詩人のテーマにぴったりの作品
最後のコーナーに展示されていた
タペストリーの3点。
シャガールの絵柄をもとに、
製作されていて
その大きさにびっくり!!
とにかく圧倒される作品です。
独自の世界観から、
生み出された、
色彩、造形…。
魅力的な作品が、
多数展示されていました。
絵の世界に浸って、
しばし現実を忘れることができました。
以前観たシャガール展は→こちらです。