“ゲレンデのどこかに爆弾が埋まっている”
スキー場に届いた一通の脅迫状。
人質はスキー客全員。
スキー場の事情で警察に通報できず
要求を受け入れざるを得ない幹部達。
犯人の動機もいまいち不明。
そのような状態でも、
スキー客には一切知らされず
スキー客はいつも通り、
スキーやスノーボードなどを
楽しんでいる。
読みやすく分かりやすい展開。
おおよその真相は、
先にこの本を読んだ人から、
聞いてしまっていました。
でも特定の犯人までは、
到達していなかったので
一体犯人は誰なんだろうと
先を気にしながらも、
結末を読むのをぐっと我慢して、
読み進めて行きました。
現場責任者としての、
索道部主任の倉田の心の葛藤は
表現されていましたが、
割とあっさりとしたラストで
動機もなんだそんなものって感じで
結構拍子抜け。
「白銀ジャック」というタイトルにしては
こじんまりとまとまっていました。
舞台もスキー場に限定され
雪山の恐怖感、
スケールの大きさはなく
ちょっと物足りなさを感じました。
先に内容を聞かされてしまっていたのが
悪かったのかも…