天地明察
2012-09-22 | 映画
冲方丁作の同名小説の映画化。
監督は滝田洋二郎。
江戸時代、それまで使われてきた、
中国の暦に変わって、
新たな暦を作った人物である、
安井算哲を描いています。
岡田准一が安井算哲を演じます。
その妻には宮崎あおい。
徳川家に碁打ちとして、
仕えてきた算哲(岡田准一)。
会津藩主の保科正之(松本幸四郎)の命令で
改暦事業のリーダーに。
共演は中井貴一 松本幸四郎 佐藤隆太
市川猿之助 笹野高史 岸部一徳 渡辺大
白井晃 横山裕 市川染五郎等、豪華メンバー。
本を読むだけでは分かりにくい、
天文機材、北極星の観測の様子等
映画を見てよく分かりました。
コンピューターもない、
江戸時代に改暦という困難な大仕事を
成し得た算哲。
利権故、立ちはだかる朝廷。
大きな夢の実現のため、
挫折、失敗を乗り越え、
突き進むチャレンジ精神。
岡田准一の眼差し、
きらきらしていました。
算哲の誠実な人柄が、
周囲の人々の温かい支えを生みます。
ユーモラスなシーンもあって
楽しく見ました。
宮崎あおいのなごみの表情は
心がほんわかとなります。
原作よりも感動の度合いが
増してきました。
上映時間、 141分もあります。
でも時間の長さは感じなかったです。
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