花ごよみ

映画、本、写真など・

いつか陽のあたる場所で 乃南 アサ

2013-01-06 | 本 な、は行(作家)

いつか陽のあたる場所で (新潮文庫)

小森谷芭子と江口綾香、
芭子29歳、綾香41歳。

刑務所で服役をしていたという
わけありの苦く暗い
過去を持つ二人。

他人には絶対知られたくない過去ゆえ
緊張から逃れられない二人は、
身を潜めるようにして、
下町の谷中で生活をしている。

マッサージルームで、
受付の仕事をしている芭子、
新しい人生を歩んで行きたくても、
心の中に壁を作ってしまい、
人との交流を避けてしまう。

パン屋で働く綾香、
自分の店をいつか
持ってみたいと願う彼女は
一歩足を進めだしたが…

性格も年も違っていても
二人の友情は強く、
お互い相手のことを、
気遣いながら生きている。

罪を償った後も、
過去の受刑を人に知られたら
これからの人生の道に、
シャッターを下ろされ、
前へは進めない世の中の厳しさ。

家族に絶縁された芭子、
綾香の罪の痛みなど
重い現実はあっても心の灯りを失わず
二人が励まし合い、
現実を乗り越えて行くのを
期待したい気持ちになりました。

タイトルの様に、
いつか陽のあたる場所で
それぞれこれからの、
新らしい人生を歩んで欲しい。

ドラマ化されました。
HPはこちらです。
1月8日からNHKで、
上戸彩と飯島直子の
W主演で放送されます。






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

唐津へ②

2013-01-06 | 写真(花、旅行など)
真ん中に見える島は高島。
宝くじが当たるという、
宝当神社があります。


鏡山にある鏡山神社。

今から1430年余り前、
唐津の港から朝鮮半島へ出兵した
大伴狭手彦(おおとものさでひこ)に対し、
鏡山(かがみやま)へ駆け登り、
身に纏っていた領巾(ひれ)を振り続け、
とうとうその悲しみ故に
石になってしまたという佐用姫の物語。

佐用姫伝説は浅見光彦のシリーズにも登場します。

TBS系ドラマ「浅見光彦」シリーズは
沢村一樹に変わって
光彦役には速水もこみちが
就任するということです。


鏡山神社からの風景。

唐津市内が一望できます。
真ん中の横一線の黒く見えるラインは
虹の松原。


国の特別名勝、
虹の松原。
幅1km、5kmに渡る松林、
約100万本あるといわれています。


鏡山神社で咲いていた
今年初めて見たロウバイの花




唐津武家屋敷周辺の石垣


唐津城


唐津神社


700系東京行きの新幹線に乗って
帰りました







コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする