吉田修一の小説が原作。
監督は沖田修一。
あっ、このお二人、
名前が似てる!!
舞台は1980年代。
主人公は長崎から大学に、
入学するために上京した、横道世之介。
ごく普通の18歳の大学生、世之介を、
高良健吾が演じます。
世之介のガールフレンドの、
与謝野祥子には吉高由里子。
大学で出会う友人には池松壮亮、綾野剛等。
原作も読みましたが
高良健吾、ぴったりの配役でした。
本よりも動く世之介、祥子が、
素敵で輝いて見えました。
特に大金持ちの社長令嬢、
不思議系のお嬢様である、
祥子を演じた吉高由里子は、
表情がとってもチャーミングで
本よりも一層可愛く感じました。
ラストに置かれるはずのことが
中ほどで判明してしまいますが
映画を見終わる直前で、
せつなさを持ち帰るより
優しさを持ち帰ることのできる、
この方法が有効かな思いました。
ふとした時に、友人たちの心に、
優しく笑顔でもって
思い出す魅力的な人物、世之介。
自分の心にもにも心地よい余韻を、
残してくれました。
2時間40分もあって最初は、
長すぎるんじゃないかと
危惧していましたが、
穏やかでユーモアもたっぷりあるこの作品、
見ているうちに時間は、
気にならなくなりました。
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