人生相談。
新聞に連載されている「よろず相談室」に寄せられた
色々な内容の相談。
「居候に悩んでいます」
「しつこいお客に困っています」
「隣の人がうるさくて、ノイローゼになりそうです」
「セクハラに時効はありますか?」
「大金を拾いました。どうしたらいいでしょうか」
「西城秀樹が好きでたまりません」
「口座からお金を勝手に引き出されました」
「占いは当たりますか?」
短編連作になっています。
それぞれの人生相談が複雑に絡んでいて
終盤で一つにまとまっていく
ストーリーになっています。
タイトルにもなっている「人生相談」
この人生相談にある事件が潜んでいます。
そして登場する人物が交錯、
時系列も前後し
複雑な展開を見せます。
登場人物も多く、
そして日にちをかけ、
のんびりゆっくり読んでいたので
訳が分からなくなってしまいました。
前のページをめくり、
読み直す羽目に。
この物語は一気読みがお勧め。
それぞれの人物と事件が
込み入った係わり合いをもつ構成、
作者独特の発想からなる、
こんな小説も新鮮でまたいいものです。