万博記念公園 チューリップフェスタ

自然文化園チューリップの花園では
赤、白、黄色など
カラフルなチューリップが咲き揃い
来園者の目を楽しませてくれます。

チューリップフェスタ 4月11日～29日




太陽の塔が見えます。


















珍しい紫色のチューリップ






「森のトレイン」
自然文化園エリア内を走ります。
トレインに乗車しながら
エリア内の風景を楽むことができます。


４月１８日撮影

大阪府吹田市千里万博公園

キャロリング 有川 浩

キャロリング

昨年NHKのBSドラマ
で放送されていましたが
見ていません。
でも出演者は知っていたので
登場人物に俳優を当てはめて
読むことになってしまいました。

タイトルと表紙から
ラブストーリーを予測していましたが
最初から銃口とかでてきてヤバイ展開。
クリスマスの雰囲気とは
全く反対の状況になっていました。

崩壊してしまった家庭環境で育ち、
柊子とは互いに理解し合うことが出来ないと
はじめからあきらめの感をもってしまった大和 。
柊子と大和、
辞書が異なる二人。

両親の離婚を避けたい少年、航平。
両親がいい方向に
進んでいくには困難な状態。

自分では選択できない人生を歩み
サラ金の取り立てをしている男、赤木。

登場人物それぞれが、
心に重い部分を抱えていて
その切なさにつらくなりましたが
そんな中でも持ち続けている
心のぬくもりにほっとしました。

壊れていく方向の家族を
見逃すことはできず
事件に介入していく大和と柊子。

ラストはほんの少し前へ
歩き出すことができるような予感がしました。
　　　　

その鏡は嘘をつく 薬丸岳

その鏡は嘘をつく

痴漢容疑を受け自殺した、
大学病院のエリート医師須賀。

その死に他殺の疑いを持った
志藤検事は再捜査を依頼。

それとは別に夏目刑事は、
失踪した医学部予備校生幹夫を
幹夫の親戚の沙紀と捜査。

予備校の教師、峰岸彩子と元予備校生の園部が
医師須賀に対し冤罪を企てていた。

そして医学部予備校生幹夫の疑わしげな行動。

検事の目と刑事の目、
それぞれが事件を追う。

方向性の異なる夏目刑事の捜査、
志藤検事の捜査が一つになったとき
事件の真相が見えてくる。

医者の家族が自分たちの子供である
予備校生にプレッシャーを加える。

加害者、被害者ともあまり
共感は出来ませんでした。

医師須賀の行為も不思議だし、
志藤検事の人間性も不透明。

犯罪の動機も納得しがたいです。

登場人物が多く、
それぞれの角度で事件を追います。
そして何度も覆る証言、
面白いことは間違いないですが
なんだかしっくりこないことが
多くあったのも確かです。