王妃の館〈上〉
映画化を知り買って置いてあった本を
読みました。
150万のポジ、19万のネガ。
豪華旅行と格安旅行。
二つの旅行がダブルブッキング。
宿泊先はヴォージュ広場で
300年の伝統を誇るホテル、王妃の館。
倒産寸前の旅行会社が計った、
ツアーの料金二重取り。
同じ部屋を2組のツアー客に使用させます。
ニアミスにヒヤヒヤ。
元警官、オカマ、傷心旅行の元OL、
成り上がりもの、詐欺師、作家など
個性的で、訳ありのどこか不幸の陰のある
旅行の参加者達。
濃~いすぎるツアー客たち。
ガイドの二人にしても訳あり。
映画では相棒の右京さんが
作家の右京先生になっています。
太陽王・ルイ十四、17世紀の人々も劇中劇で登場。
過去と現代が王妃の館で繋がれていきます。
登場人物もそれぞれ繋がりを持たせています。
途中ドタバタしていたけど、
なんとかほっとする最後になっていました。
ま、とにかくとっても面白い作品でした。