花ごよみ

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マティスとルオー  友情50年の物語

2017-05-22 | 美術
あべのハルカス美術館
5月28日まで開催の
マティスとルオー 展に行ってきました。 

第1章 国立美術学校(エコール・デ・ボザール)から
サロン・ドートンヌへ

第2章 パリ・ニース・ニューヨーク

第3章 出版人テリアードと占領期

第4章 『ジャズ』と《聖顔》
という構成。





ともにフランス近代絵画の巨匠となった
アンリ・マティスとジョルジュ・ルオー、
二人の半世紀に渡る友情と芸術の軌跡。


始まりは 国立美術学校の
ギュスターヴ・モロー教室。
ルオーは19歳で一発合格。
レンブラントの再来といわれ
モロー美術館の初代館長になった。
それに比べてマティスは最初は聴講生。
そんな二人の50年に至る友情。


マティスは生き生きとした線
フォーヴィスムから
リズム感を持った単純な色彩の
装飾性のある絵へと。


ルオーは厚塗り、
そして特徴的な黒い輪郭、
絵の質感を追求していき
宗教画へと進んで行きます。



色彩画家と宗教画家。
華やかさと重厚さ。
対照的な画風を持った画家同士。
それでいて仲がいい二人。

約半世紀におよぶ二人の
手紙のやりとりも展示されていて
深い友情と信頼を
想像することができました。
手紙にも二人の性格の違い、
特徴がよく表れていました。






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