指一本触れないまま、
「あなた」を想い続けた12年間。
<現代の純愛小説>と絶讃された表題作、
「アーリオ オーリオ」他1篇収録。
注目の新鋭が贈る傑作短篇集。…内容紹介より
【袋小路の男】
袋小路に住んでいる男っていう意味の
タイトルだけど袋小路に迷い込んでしまったのは
一組の女と男。。。
どこへも行き場のない恋愛の物語。
純愛小説じゃないって感じるけど、
こういう風な不思議な関係も
あり得るんだろうなって思える。
二人に存在する距離感。
平行線のように
いつまでたっても交わらない。
近づきすぎるとダメになってしまう。
二人とも自分勝手な気がして
共感はできない。
〈あなたを袋小路の奥に
追いつめるようなことは一切しない。
静かな気持ちだ。〉ってあるけど
追いつめているような・・・
深く読めていないのだろうけど
こういう屈折した心の持ち主は好感が持てない。
切ない気持ちはなんとなく理解できるけど。。。
【小田切孝の言い分 】
袋小路の男の続編で
男の現在の状況が分かってしまい
女性の心理の不思議さが
少し割り引かれてしまう。
【アーリオ オーリオ】
文通を介して
男の姪に対するほんわかとした
愛情が感じられる。
アーリオ オーリオと名付けられた星。
光の速さの競争など発想が面白い。
ほのぼのとして静かな物語。
よく分かりません。
今は特に電話番のような仕事なもんで(笑)
冤罪といえば(死亡推定時刻)朔木立著、
ズバリ冤罪についての物語でした。
(犯人に告ぐ)雫井 脩介著もよかったですよ。
もっとも今は城山三郎と絵画関係ばかりです。
私のはフィクションばっかりですね。
絵画は見るのも描くのも好きですよ。