豆の上で眠る
小学3年生の姉が誘拐され、
そして行方不明。
2年後に帰って来た姉は
本物なのか?
妹である結衣子は、
違和感から抜け出せない。
そんな疑問を抱き続けているのは
自分だけなのか?
まとわりついた疑念から
解放されない状態が続く。
姉がいなくなった時点で、
妹の結衣子は小学1年生。
2年間会っていなくても、
本物かどうかは分かるでしょう。
同じく祖母も両親も…
なんか不思議な気がします。
真実を明かさない理由は?
なぜ痩せていたのか?
疑問が残りました。
物語は過去の回想、現在と
交互に進行していきます。
母親の姉を探し出すための、
病的かと思えるほどの行為。
事細かな描写は引きこまれます。
姉も妹も家族も心の不協和音を
持ち続けたままでは苦しいだろうな。
「本ものって、何ですか」
本ものは結衣子にとっては
幻想でしかなかった。
家族の絆ってなんなのでしょう。
すっきりしない気持ちは残ります。
私の記事では書かなかったんだけど、そういえば福山雅治の「そして父になる」って映画も思い出しました。
事件から姉が帰ってくる間
丁寧に書かれすぎでしたね。
飽きてしまった気持ち分かります(笑)
「そして父になる」…なるほど
思い出しますね。