花ごよみ

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チーム・バチスタの栄光 (海堂 尊)

2008-02-11 | 本 か行(作家)


第4回“このミステリーがすごい!”
大賞受賞作品。

この作品が海堂 尊のデビュー作。

心臓手術を行う特殊チームに起こった、
術死を巡る疑惑。

その疑惑を解決すべく、
選ばれた二人の人物。

厚生労働省から来た、
情け容赦ない、
ロジカルモンスターの白鳥と、
心療内科、愚痴外来の、
任務に就いている田口。

多重監視網をくぐり抜けての
マジシャンばりの犯行。

医療システム、医療人、
この二つが重なって成立した
密室での恐るべき行為。

上巻の途中で他の本を、
読みたくなったので、
一時、人に貸して、
しばらく期間をおいて
また読み始めました。

上巻は伏線が張られてはいるけど
その記憶も薄れてしまっていました。

上巻の本をどこまで読んだのか、
目印もしていなかったので
分からなくなりましたが、
下巻から読み始めても
別に大丈夫みたい。

強烈キャラの白鳥が、
登場する下巻からが、
断然おもしろいです。

展開が気になって、
一気に読んでしまいます。


鮮明な登場人物のキャラクター。

現代社会の病巣のような犯人。

犯人登場はすこし、
あっさりとした感じです。
残りのページ数からして、
もしかしたら、
もう一度どんでん返し?
とも想像していました。

物語中、この犯人はあまり
重要視されていないのかな
と感じました。

ミステリーだけに終止しないで、
白鳥、田口、
この二人の探偵コンビの、
コメディタッチ、医療問題が
物語に厚みを加えています。

映画化されて、
もう上映が開始されています。

田口は本では男でしたが、
映画化では竹内結子、白鳥は阿部寛、
阿部寛は原作の小太りということを、
除いてはこの役に全くぴったりです。

どのように映像化されたのか
楽しみです。


☆追記 
映画を見ました。
感想は→こちらです。







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2 コメント

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よまはったんですね (よりりん)
2008-02-11 10:29:29
私も、立ち読みしました(爆)。
映画も、時間がゆるせば、今度のレディースデイに・・・と思っているのですが。
個人的には、映画を見る前の感想としては、なぜ田口を女にしたんやろ???と思っています。
男ばっかりでは、ムサイからか(苦笑)?!
返信する
よりりんさんへ☆ (kazu)
2008-02-12 00:20:57
こんばんは~!

映画観てきました。

田口を女にはやっぱり
華が必要だったからでしょうね。

竹内結子のための映画みたいでした(笑)

手術シーンは結構緊迫感がありましたよ。
返信する

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