許さない…。
たとえ肉体がほろびても…
これから起こる出来事を
予測させるプロローグです。
結末を早く知りたい誘惑を我慢して
読み進めて行きました。
でも読み進めていくのがなんだか
こわいような…。
目がキーワード。
何かを訴える目。
主人公の交通事故後の記憶喪失。
ベールに包まれた、
過去の事故時の記憶を、
辿って行く先に、
浮かびだした謎めいた真実。
主人公の記憶の解明のために、
起こした行動によって、
徐々に明らかにされていく
自己保身のために処理された事実。
一つだけ最後まで残された謎。
ヒロインの行動にいまいち
納得いかず、
頭を悩まされたラストでした。
ひんやりとした感覚が残る
不気味な怖さを、
感じる物語でした。