花ごよみ

映画、本、写真など・

チーム (堂場 瞬一)

2011-07-17 | 本 さ、た行(作家)

第一部 敗れし者
第二部 敗れざる者
の二部構成。

東京~箱根間往復を走り抜ける
箱根駅伝を描いています。

箱根駅伝出場を逃したチームのなかで、
予選でのタイムで選ばれた混成のチーム
「学連選抜」。

駅伝はチームスポーツ、
でもこのチームは寄せ集めのメンバーが
襷をつなぐのです。

敗者寄せ集めのチームが一つになって、
襷をつなぎ走り抜くことができるのか?

能力が他の選手と比較して一段高く、
自分だけのために走るという山城をはじめとして
混成チームであるが故の、
ランナー達の心の揺れ。

最高のチームを任せてもらったという
キャプテン浦の言葉。
メンバーそれぞれが、
色々な紆余曲折を経て、
浦という人物を通して、
チームが一つになり、
ゴールに向かって進み出す。

レースのシーンは読み応えがありました。
ゴールの瞬間までハラハラ、
ランナーの心の動揺、
交錯する不安と喜び。
ランナーの目に入る風景
一緒に走っているような気分。
臨場感いっぱい、
緊張しながらも楽しめました。







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法金剛院の蓮など

2011-07-15 | 古寺(花など)


法金剛院では
まだ紫陽花が残っていました。
蓮と紫陽花が見られました。
こちらに到着したのが
正午を過ぎていて、
そのせいか蓮は丁度見頃というのが
少なかったのですが…












池のほとりに咲くねじ花。


池の方の蓮はまだ日数が要りそう


蕾がありました。


くちなしの花






左右が違っている変わった紫陽花。

7月9日

萬福寺の次に足を伸ばしました。

(京都市右京区花園扇野町)




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萬福寺

2011-07-14 | 古寺(花など)

三室戸寺から距離が近いので
訪れました。

中国の雰囲気を感じられる禅寺です。


総門
中央が高く両脇が低い
中国門の形式です。


放生池の蓮、まだあまり咲いていません。


蕾を見つけました。


堂々とした三門


大屋根中央には火焔付きの宝珠




ずらり並んだ蓮鉢




開山堂前にも蓮蜂


法堂正面の卍文をアレンジした、
卍崩しのデザインの欄干。


開梛(かいばん)
魚の形をした法具
木魚の原型ともいわれるそうです。


天王殿から見る三門


中国風の伽藍、
広々とした境内、
独特の雰囲気漂うお寺です。


クリックで拡大します。



7月9日

京都府宇治市五ヶ庄三番割


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ラスト・ターゲット

2011-07-13 | 映画

マーティン・ブースの小説「暗闇の蝶」が原作。

監督はアントン・コービン。
主演はジョージ・クルーニー。

ジャック(クルーニー)は、スウェーデンから
イタリアの村へ最後の仕事をするために訪れる。

仮の仕事はカメラマン、
本当の姿はアメリカ人のスナイパーで武器職人。



舞台はイタリアの美しい景観の、
カステル・デル.モンテ。
山の斜面にできた石段が多い古い村。

孤独で寡黙、人生に疲れ、
笑わないジョージ・クルーニー。

背中には蝶のタトゥー。

静かで淡々とした展開。
ゆっくりとした歩調で進んで行きます。

いつ誰に襲われるか分からない、
誰も信じることができない、
不安な精神状態の中の緊張感。

村の神父ベネデットと知り合い、
そして美しい娼婦クララ(ビオランテ・ブラシド)と出会い、
愛を得て人間らしさを、
取り戻したジャック(クルーニー)。



暗殺者としての仕事の引退を決め、
依頼されていた最後の仕事に…

切ないラストに、
思いがけずついほろり。

映画だけでは、
不明な所もあったので
買っていた本を読むつもりです。


暗闇の蝶 (新潮文庫)

追記、本を読みました。
感想は→こちらです。





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三室戸寺の蓮

2011-07-12 | 古寺(花など)

三室戸寺の蓮の花、
咲いてる数はまだ少なかったですが、
それでもあでやかな蓮の花を目にし
心が満たされました。























7月9日

喜光寺 元興寺と同じ日に訪れています。

(京都府宇治市莵道滋賀谷)





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三室戸寺の紫陽花

2011-07-12 | 古寺(花など)

蓮を見に三室戸寺に
向かいましたが、
庭園ではまだ紫陽花が咲いていました。


赤い紫陽花が増えていている一帯があって、
前に行ったときとは
赤い色が加わった分、
その辺りは華やかな雰囲気になっていました。


雨も降らず乾いた感じの紫陽花。
やっぱり紫陽花は6月梅雨に映える花です。








純白のくちなし、
なんだか甘~いアイスを
思い浮かべてしまいます。





次は石段を登った所にある
本堂、三重塔前の蓮です。

7月9日

(京都府宇治市莵道滋賀谷)




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元興寺の桔梗

2011-07-11 | 古寺(花など)


極楽坊禅室・本堂


解体修理の際、日本最古、
飛鳥時代の瓦を使用しているということです。


萩の花が予想以上に咲いていて
うれしかったです。

桔梗の爽やかで優しい青は
心を和ませてくれます。
















極楽坊本堂(国宝)


秋に咲く萩も青々としていて
とても元気です。

(奈良市中院町)

7月9日
喜光寺の次に訪れました。





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喜光寺の蓮

2011-07-09 | 古寺(花など)

行基さんのお寺 喜光寺


行基が721年に創建。
大仏殿の10分の1の雛型として作られた本堂
試みの大仏殿と言われています。


喜光寺には約100種・200鉢のハスがあると
パンフレットに書かれています。


双頭蓮?!!
双頭蓮って良い事が起こる前兆だそうです。
















睡蓮も咲いています。


楼門
昨年450年ぶりに甦りました。

(奈良市菅原町)

7月9日




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大阪駅ノースゲートビルディング 風の広場

2011-07-08 | 写真(花、旅行など)

JR大阪駅直結のシネコン、
大阪ステーションシネマ前の風の広場では
キキョウの花が咲いていました。




風の広場の文字が裏返し!






大阪ステーションシネマが
オープンしてからは
風の広場で映画プラス季節ごとに変化する
お花を見る楽しみもできました。




大阪駅ノースゲートビルディング10F、
風の広場からの風景。






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小川の辺

2011-07-06 | 映画

東山紀之が、主人公朔之助を演じます。

共演は勝地涼、菊地凛子、片岡愛之助、
尾野真千子、松原智恵子、笹野高史、西岡徳馬、藤竜也

監督は篠原哲雄。

藤原周平作の短編が原作。

親友でもあり、
妹、田鶴(菊地凛子)の夫、
佐久間森衛(片岡愛之助)を討てよとの藩命。



朔之助は、妹、田鶴とともに、
幼い頃、兄弟同然に育った奉公人、
新蔵(勝地涼)を伴うことにする。

剣術も堪能な田鶴が、
どういう行動に出るのか、
気がかりな朔之助。

兄と妹そして新蔵、
3人の関係が、
子供の頃の回想映像で明らかにされる。



静かでゆっくりとした映画。
そのせいか前半は、
連続あくびが…

佐久間の武士としての正しい行動、
その佐久間を討つことに疑問を感じながらも
主命には逆らえず、
佐久間に、立ち向かわねばならない朔之助、
武士であるが故のジレンマ。

「ゆっくりまいろう」の言葉にある
朔之助の複雑で揺れる心。

朔之助(東山紀之)と佐久間(片岡愛之助)の、
華麗で見事な殺陣シーン。
結果が見えていても、
結構ドキドキしてしまいました。

田鶴を新蔵に託すの朔之助の心。
痛みを伴う旅の終わり。
風景は美しく、その分悲しく映ります。

映画を見る直前に本を読みました。
原作通りのストーリーでした。

「闇の穴」というタイトルの、
文庫本の中に収められている
7作の短編の一つが
原作になっています。







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